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2DKのインテリアレイアウトのコツを知りたい!”難しい”間取りを活かすには

更新日:2021.03.31

2DKのインテリアレイアウトのコツを知りたい!“難しい”間取りを活かすには

2DKの間取りに「使いづらい」というイメージがあるかもしれません。しかし、2DKでもインテリアレイアウトのコツがわかれば部屋を広く使えたり、快適に暮らしたりすることは可能です。インテリアレイアウトのポイントや大型家具の置き方などを理解しておきましょう。

  • 2DKはいろんな間取りがあり、2部屋がDKに隣接しているケースが多い
  • 住む人数に合わせて理想的なレイアウトプランは異なる
  • 2DKは狭く感じやすいが、レイアウト次第で部屋は広くおしゃれにできる

もくじ

  1. 2DKってどんな間取り?代表的なパターンをチェック

    1. 2DKの間取りとは?

    2. 1LDKや2LDKとの違い

    3. 2DKの間取りの代表的なパターン

  2. 一人暮らし?二人暮らし?人数別に見るレイアウト事例

    1. 一人暮らし(独身)の場合

    2. 二人暮らし(カップル・夫婦・友人)の場合

    3. 三人暮らし(夫婦と子ども一人)の場合

    4. リモートワークを想定した場合

  3. 「広く」「快適に」「おしゃれに」を実現するレイアウトのコツ

    1. 大型家具は壁際に置く

    2. 大型家具のサイズを購入前に把握しておく

    3. 生活動線上に家具は置かない

    4. 全体を低めの家具でそろえる

    5. 部屋のテーマを決めて色や素材などを統一させる

    6. リビング代わりの部屋はドアを取る

    7. 和室の使い方は部屋のテーマに合わせて

  4. 2DKの間取りは住む人数に合わせてレイアウトしよう

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2DKの間取りに対して、「部屋が使いづらい」といったイメージがある方も多いのではないでしょうか。2DKは築年数が古い物件に多く、新築の物件では見かける機会があまりありません。しかし、2DKでもインテリアレイアウトのコツがわかれば、部屋を広く使えたり快適に暮らしたりすることは可能です。

まずは2DKにどんな間取りのパターンがあるのか知り、一人暮らし(独身)、二人暮らし(カップル・夫婦・友人)、三人暮らし(夫婦と子ども一人)のそれぞれでインテリアレイアウトのポイントをチェックしておきましょう。大型家具の置き方など、部屋をより快適にし、よりおしゃれに見せるコツもご紹介します。

2DKってどんな間取り?代表的なパターンをチェック

部屋の間取りを示すLDKは、それぞれリビングの「L」、ダイニングの「D」、キッチンの「K」を表しています。アルファベットの前には数字が付き、その数字は居室の数を示しています。たとえば1Kは「キッチン+1居室」、2LDKは「リビングダイニングキッチン+2居室」といった具合です。

以下では、2DKの特徴や他の間取りとの違い、代表的な間取りのパターンをご紹介します。

2DKの間取りとは?

2DKは、ダイニングキッチンと居室が二つある間取りです。居室が2部屋の場合「DK」の広さは6帖以上10帖未満、LDKの広さは10帖以上と目安が決められています。
ちなみに、居室が1部屋の場合「DK」の広さは4.5帖以上8帖未満、LDKの広さは8帖以上です。

 

2dk

市場の傾向としては、LDKは築年数が浅い物件が多く、DKの物件は比較的築年数が古い物件が多い傾向にあります。そのため、築年数が古いこと、部屋の使い方が難しいことから、DK物件の家賃はLDK物件より安い物件が多いですが、快適に過ごせる工夫ができれば「家賃が安くてお得」という考え方もできるでしょう。また、独立した部屋が二つあるので、一人暮らしだけでなく二人以上で暮らす方にも適しています。

1LDKや2LDKとの違い

1LDKや2LDKとの違いは、キッチンのある部屋にリビングの機能・役割があるかどうか。2DKの場合、ダイニングキッチンは食事を取るための空間であり、食事の後に同じ空間で寝転がってくつろぐ――といった、いわゆる「リビングの役割」は想定されていません。

2DKの使い方が難しいとされているのは、ダイニングキッチンにリビングの機能がないことが原因です。くつろぐためには少しとはいえ別の部屋に移動しなければならず、手間に感じることもあるでしょう。1LDKや2LDKのほうが空間は大きく、開放的な雰囲気を味わえます。

2DKの間取りの代表的なパターン

2DKの間取りには、代表的なパターンがあることをご存じでしょうか?代表的なパターンを押さえておきましょう。

2部屋がダイニングキッチンに隣接しているケース

2DKの間取りでとくに多いのは、ダイニングキッチンに2部屋が隣接しているパターンです。玄関とダイニングキッチンが直結しており、ダイニングキッチンの先に2部屋があります。玄関からはダイニングキッチンがまる見えの状態。しかし、廊下がない構造のためダイニングキッチンは広く、大きな面積を部屋として使えます。

2部屋がダイニングキッチンに縦に配置されているケース

2部屋が隣接せず、ダイニングキッチンから縦(奥)に配置されているパターンです。奥の部屋に行くときは中央の部屋を通る必要があり、中央の部屋には窓がないケースが多くあります。中央の部屋はプライバシーがなく、空気の入れ替えも難しいため、二人以上で住む場合にはあまり向きません。一人暮らしの場合は、問題なく利用できるでしょう。

玄関とダイニングキッチンの間に廊下があるケース

玄関とダイニングキッチンの間に廊下があると、玄関から直接ダイニングキッチンの様子が見えません。ダイニングキッチンが独立した一つの部屋になっており、合計3居室あるような配置です。ただし、廊下の面積分だけダイニングキッチンは狭くなります。

2部屋が隣接していないケース

ダイニングキッチンを挟んで両側に2部屋が配置された、居室が隣接していないパターンもあります。それぞれの部屋が独立しているため、二人以上で暮らす場合でもプライバシーを守りやすいでしょう。ダイニングキッチンを含めた、すべての部屋がバルコニーに面する物件もあります。

2部屋のうち1部屋が和室のケース

2DKの物件は築年数が古いことも多く、「2部屋のうち1部屋が和室」というパターンも多くあります。「2部屋とも和室」という物件もあり、和室が好きな方にはもってこいと言えそうです。家具やインテリアなどの兼ね合いで洋風にしたい場合は、フローリングマットなどを使いましょう。



 

一人暮らし?二人暮らし?人数別に見るレイアウト事例

一人暮らし?二人暮らし?人数別に見るレイアウト事例

2DKは、住む人の数に合わせた理想的なレイアウトプランがいくつかあります。一人暮らし(独身)の場合、二人暮らし(カップル・夫婦)の場合、三人暮らし(夫婦と子ども一人)の場合でそれぞれ、おすすめのレイアウト事例を解説します。

一人暮らし(独身)の場合

一人暮らしの場合は、部屋の一つをダイニングキッチンにつなげてリビングとして使うのがおすすめです。一人だと2部屋を使うことはあまりないので、1部屋をリビングにしても困ることはないでしょう。ダイニングキッチンにつなげると1LDKのような配置になり、リビングでゆっくりくつろげます。もう1部屋は、寝室や趣味の部屋にするとよいでしょう。

リビングが不要な場合はレイアウトをそのままにして、2部屋を「寝室」と「趣味の部屋」、「寝室」と「荷物置き部屋」などに使い分けできます。自由なアレンジが可能なのは、2DKに単身で住む大きなメリットです。

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二人暮らし(カップル・夫婦・友人)の場合

二人で2DKに住む場合は、二人の関係性によって理想のレイアウトが変わります。たとえば、恋人同士でも一人の空間を重視したければレイアウトはいじらず、2部屋をそれぞれの自室にするのがおすすめです。一緒にいる時間を多くしたいのであれば、1部屋をダイニングキッチンにつなげて一緒に過ごす空間を広く取るのがよいでしょう。残りの1部屋は寝室にします。

荷物が多いカップル・夫婦の場合は、リビングを作らないで2部屋を「寝室」と「荷物置き部屋」にしましょう。そうすれば、来客があったときでも荷物を見せずに済みます。友人とルームシェアをする場合は、レイアウトはそのままにして2部屋をそれぞれ個人の部屋にするのがベストです。できれば「2部屋が隣接していないパターンの間取り」にしたほうがプライバシーは守りやすく、共同生活のストレスが減るでしょう。

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三人暮らし(夫婦と子ども一人)の場合

子どもと3人で暮らす場合は、1部屋をダイニングキッチンにつなげてリビングにすると家族で過ごす空間ができます。もう1部屋は寝室にして、寝るときだけ使うというスタイルがおすすめです。ベッドではなく布団のほうが、寝室のスペースを柔軟に使えます。畳の部屋がある物件を選ぶと、布団も敷きやすいので便利です。

リモートワークを想定した場合

リモートワーク(在宅勤務)の増加にともない、2DKの一室にリモートワーク用の作業スペースを作りたいと考えている方もいるでしょう。一人暮らしの場合は好きなレイアウトにできるのでスペース作りには困りませんが、二人や三人の場合はどのようにスペースを作ればよいのでしょうか?

二人の場合

それぞれの部屋があれば、自分の部屋でリモートワークが可能です。1部屋をリビング代わりに使っていてもう1部屋が寝室という場合は、リビングにリモートワーク用のスペースを用意しましょう。リビングをシンプルにまとめれば、リモートワークに使う机とイスを置ける空間が生まれます。

三人(子ども一人)の場合

三人の場合も同様に、リビングにリモートワーク用のスペースをつくる方法があります。「リビングだと集中できない」という場合は、ダイニングキッチンに部屋をつなげず2部屋を寝室と書斎に分ければ、書斎でリモートワークが可能です。ただし三人暮らしでリビングにあたる部屋(家族が一緒にすごせる空間)がないのは、少し悲しい感じがしますよね。ダイニングキッチンの使い方を工夫し、コンパクトなリビングダイニングキッチンにするのも手です。

ダイニングキッチンにリビングの機能を兼ねさせる場合は、机の高さに合うソファを用意するのがおすすめ。イスよりもくつろぐことができ、リビングにいる気分を味わえます。



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「広く」「快適に」「おしゃれに」を実現するレイアウトのコツ

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2DKの物件はドアで仕切られてしまうため、1LDKや2LDKの物件より狭く感じやすいという欠点があります。DKにもLDKのような広さはないので、一つの部屋をリビング代わりにしてつなげないと使いにくさを感じるかもしれません。

では、2DKを「広く」「快適に」「おしゃれに」みせるためには、どんなレイアウトにすればよいのでしょうか?

大型家具は壁際に置く

見える床の面積が大きいほど、部屋は広く見えます。大型家具はなるべく壁際に置き、床が見える部分をできるだけ大きくしましょう。ただし、壁際に置いても数が多すぎると圧迫感が拭えません。家具の数はほどほどにし、シンプルな部屋を目指すのがおすすめです。

大型家具のサイズを購入前に把握しておく

大きすぎる家具は圧迫感を生むので、部屋が窮屈になります。購入前に配置しようと考えている家具のサイズを把握しておき、部屋に余白を作れるコンパクトなタイプを選びましょう。テーブルやベッドはしっかり計測しておかないと、余白どころか部屋に入らないこともあるので要注意です。

生活動線上に家具は置かない

生活動線上に家具があると、通るたびに避けなければならずストレスがたまります。生活しづらくなるので、先に動線を確認してから家具をレイアウトしましょう。ダイニングキッチンには机やイス、ソファなど配置する家具・家電が多いため、事前のプランニングが重要です。

全体を低めの家具でそろえる

背が高い家具が多いと部屋が狭く感じるので、低めの家具をそろえて部屋を広く見せましょう。ローソファにローテーブルといったように全体を低めの家具に統一すると、部屋にゆとりが生まれます。高い家具と低い家具が混合する場合も、視覚的にでこぼこが気になり十分にくつろげません。背が高い家具の数は、最小限に抑えたほうがよいでしょう。

部屋のテーマを決めて色や素材などを統一させる

部屋のテーマを決めると、色や素材が自然と統一されておしゃれな雰囲気になります。白やベージュなどを使い、部屋の色を抑えれば清潔感が出るでしょう。壁や床の色に家具を合わせる方法もあります。たとえば、壁や床が白の場合は木製の家具を取り入れると、シンプルかつナチュラルな空間が実現しやすくなります。床に黒めのクッションフロアを敷けば、シックなモダンスタイルに早変わりです。

部屋のテーマを決める際は、築年数に合わせたインテリア選びも大切です。築年数が古いレトロな雰囲気なのに、現代的なデザインの家具やインテリアを置くとちぐはぐな印象になりますよね?壁や床のレトロな雰囲気に合う、ベーシックなデザインのインテリアなら部屋になじむでしょう。

リビング代わりの部屋はドアを取る

1部屋をリビング代わりに使うとき、ドアを取り外すことも検討してみてください。ドアがあると部屋が狭く見え、開放感が生まれないからです。「借りたときの状態」に戻せる範囲であれば、ドアを外しても問題ありません。

ドアを外すと玄関から部屋の奥が見えてしまう場合は、ビーズカーテンなどの目隠しを使うのも手です。ビーズカーテンならある程度視界を遮りながらも、奥行きが感じられて部屋が広く見えます。

和室の使い方は部屋のテーマに合わせて

2DKに和室がある場合は、部屋のテーマに合わせて使い方を決めてください。レトロな雰囲気の部屋にしたいなら、和室に手を加えないほうがいい味が出ます。和室に合う花瓶などのインテリアを置けば、より雰囲気が出るでしょう。モノトーンなスタイルにしたいときは、白いクッションフロアを敷けば和室だとわからなくなります。

2DKの間取りは住む人数に合わせてレイアウトしよう

2DKの物件は家具やインテリアのレイアウトが難しいというイメージがあるかもしれませんが、住む人数に合わせてレイアウトプランを考えれば、快適な環境やおしゃれな雰囲気を実現することができます。「DK(ダイニングキッチン)以外の部屋をどう使うか」を決めて、そこから購入する家具やインテリアの配置などを計画していきましょう。レイアウト次第で、築年数が古い部屋でも広くおしゃれに見せることができます。



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