千葉県市川市の住みやすさは？治安や口コミ・ファミリー向けベッドタウンの魅力を紹介

江戸川を隔てて東京都と隣接している市川市は、日本最古の歌集「万葉集」の時代から文教都市かつ住宅都市として発展を続けているエリアです。 県内各地域と都心を結ぶ交通網が集まっており、東京23区外で唯一、東京メトロ東西線と都営地下鉄新宿線を有しているため、交通アクセスの利便性が高いことから、首都圏のベッドタウンとして注目されています。

市川市は、千葉市、船橋市、松戸市に次いで4番目に人口が多い都市で、2023年11月30日時点の人口総数は49万3,021人、世帯総数は25万6,220世帯となっており、1年前と比較すると、992人、2972世帯増えています。
市内の主要駅周辺には、商業施設やスーパーマーケットなど生活に必要な施設が充実しており、子育てサポートも整っているため、ファミリー層にとっては住みやすい環境といえるでしょう。

出典：市川市役所 「市川市統計資料」

市川市は、大正～昭和初期に国府台女子学院や日出学園といった私立学校が設立されたことで、県内有数の文教都市として発展してきた背景があります。市内には小学校が39校、中学校が16校、高校が14校、大学が3校と、学校の数が多く選択肢も豊富です。

また、市川市には12の病院があるため、医療環境も整っています。 例えば、総合床数が570の「東京歯科大学市川総合病院」をはじめ、敷地内に肝炎・免疫研究センターが併設されているウイルス性肝炎の診療に長けた「国立研究開発法人国立国際医療研究センター国府台病院」やリハビリ専門の「タムス市川リハビリステーション病院」などが挙げられます。

充実しているのは教育機関や医療施設だけではありません。 ベッドタウンとして発展し続けている市川市には、子どもから大人まで楽しめる複合商業施設もたくさんあります。 例えば、本八幡駅から徒歩約10分の場所にある市内最大級のショッピングセンター「ニッケコルトンプラザ」は、5万坪の広大な敷地にダイエーやトイザらス、スポーツクラブ、映画館などが入っており、地元の人だけでなく、市外からも沢山の人が訪れる人気のスポットです。

そのほか、市川市内の各駅周辺には、市川駅直結の「シャポー市川」などのショッピングセンターや、本八幡駅と京成八幡駅直結の「ib's（アイビス）」、下総中山駅北口前にある「ミレニティ中山」といった商業施設が点在しています。

市川市は買い物スポットだけでなく、文教都市ならではの建物や自然もたくさん残っています。たとえば、鎌倉時代の高層・日蓮に関連した品が保存されている、市川市中山にある寺院の中山法華経寺です。日蓮宗大本山の寺院かつ桜の名所としても知られており、初詣やひな祭りなどのイベント時にはたくさんの人で賑わいます。

人で賑わう場所としては、JR武蔵野線の市川大野駅からバスで約13分の市川市動植物園も有名です。植物や動物と気軽に触れ合えるのはもちろん、レッサーパンダなど珍しい動物も見ることができます。

また、市川市は公園も充実しています。主な公園としては、国府台駅から徒歩約17分の里見公園が有名です。江戸川に面しており、桜やバラ園など四季折々の花々を楽しむことができます。そのほか、大町駅から徒歩約5分の場所にある、大自然とアスレチックコースが楽しめる人気スポット「ありのみコース」や、北国分駅から徒歩約10分の市川歴史博物館、本八幡駅からバスで約19分の場所にある市川市市民プールなど、ファミリー向け施設が充実しています。

市川市の犯罪認知件数は、2002年の14,145件をピークに減少傾向にあり、過去5年間の推移を見ると、2018年の3,400件に対し、2022年は2,501件となっています。2022年における犯罪内容の内訳を見ると自転車盗難がもっとも多いため、駐輪時にはしっかりと施錠する、財布やカバンなどを放置しないなど、防犯対策を講じると良いでしょう。

出典：市川市役所 「市川市の犯罪認知件数」

また、市川市では防犯まちづくりの推進に関する条例により、地域全体で防犯活動への取り組みを進めています。具体的には詐欺を防ぐための簡易型自動録音機「録音チュー」の譲与や街頭防犯カメラの設置、悪質商法の被害を未然に防ぐことを目的とした講座や防犯講演会などの実施です。市全体で治安基盤の強化と防犯抑止に努めているので、ファミリー層も安心して生活できます。

出典：市川市役所 「安全・防犯」

市川市は妊娠・出産、子育てに関する支援と助成金が充実しています。子育て支援の取り組みを行った結果、2021年から3年連続で待機児童ゼロを達成しました。

市では、今後も保育施設の利用者数が増えることを見越して、必要となる保育施設を計画的に整備するとともに、利用者のライフスタイルに合わせた多様な保育の実現に向けて取り組みを進めていく予定です。
では、具体的にどのような支援制度があるのか、詳しくチェックしていきましょう。

出典：市川市役所 「市川市の待機児童数及び認可保育施設の整備状況について」

市川市では子育て支援として、「出産応援給付金」と「子育て応援給付金」といった給付金の制度を設けています。 出産応援給付金は“妊婦1人あたり5万円”、子育て応援給付金は子どもの養育者に“新生児1人あたり5万円”が支給されます。 双方の給付金の対象者は、市役所へ妊娠届と出生届を提出し、面談を受けてアンケートに回答した方となり、それぞれ5万円ずつ、合計10万円が受給できます。

また、妊娠から出産・子育てに不安を抱えている人のために、保健師や管理栄養士などから育児に関する相談が受けられる「あかちゃん相談」や、臨床心理士と子どもの発達に関する相談ができる「発達相談」などもあります。 初めての妊娠や乳幼児の子育てに不安を感じている方は、利用してみるとよいでしょう。

出典：市川市役所 「妊娠・出産」

市川市では、保育料の無償化、給食費無償化、医療費助成の3つで構成された施策「いちかわ発 子育て未来プロジェクト」を実施しています。
そのひとつである「保育料無償化」は、第2子以降の保育料が無償化されるという千葉県内の市では初めての取り組みで、保育料が平均で年間約26万1,000円、所得に応じて最大80万円ほど軽減されます。 併せて、市内の小学校・中学校の給食費に対し、所得制限を設けずに全額無償とする「給食費無償化」や、0歳から高校生相当年齢までの子どもの医療費を全額または一部助成する「医療費助成」といった取り組みを行うなど、安心して子育てできる街づくりを目指しています。

出典：市川市役所 「いちかわ発 子育て未来プロジェクト」

そのほか、主に0〜3歳までの子どもと保護者、妊婦さんが対象の「親子つどいの広場」や、就学前までの子どもと保護者、妊婦さんが対象の「地域子育て支援センター」など、気軽に立ち寄って子育てに関する悩みを共有できる施設も充実しています。市川市では、他にもさまざまな子育てサポートを行っているので、詳細はホームページをチェックしてみてください。

出典：市川市役所 「育児サポート」

市川市でファミリー層が住みやすいエリアとしておすすめしたいのは、南行徳駅・行徳駅・妙典駅・本八幡駅です。 この4つのエリアは交通と生活の利便性が高く、1LDKや2LDKなどファミリー層向けの住居が集まっているという共通点があります。
具体的にどのような魅力があるのか、各エリアの特徴をご紹介します。

市川市の南側に位置する南行徳駅は、江戸時代や明治時代からの歴史的建造物が多く残っている、古い街並みや自然豊かな環境が魅力のエリアです。 駅から徒歩約23分の行徳近郊緑地には、自然と野鳥に触れられ、近くには水鳥の池やスポーツ施設が設置されている「福栄いこいの広場 芝生広場」があるなど、自然の中で子育てができる環境も整っています。

南行徳駅周辺は、商業施設やスーパーマーケットが充実していることも嬉しいポイントです。
駅から徒歩約3分圏内には24時間営業のマルエツ 南行徳店、まいばすけっと 南行徳メトロセンター店、ワイズマート 南行徳店、ラコマート 南行徳店など計8店舗のスーパーマーケットがあるため、日常の買い物には困りません。

また、駅南口から徒歩10分ほどの場所にあるショッピングモール「SOCOLA 南行徳」には、スーパーマーケットのイオン 南行徳店をはじめ、GUやユニクロ、ダイソーなど有名ショップや様々なジャンルの飲食店、幅広い世代が一緒に遊べるアミューズメントスポーツクラブ“ニンジャ☆パーク”が入っているので、親子で1日中楽しめるでしょう。

駅から1番近い大きな病院としては、徒歩約14分の場所に東京ベイ・浦安市川医療センターがあります。ここでは、分娩、不妊治療、新生児医療など産婦人科や小児科に関する医療が充実しているため、子育て世帯はもちろん、これから子育てを予定している方も安心です。

自然や公園、買い物スポット、小児医療が整っている東京メトロ東西線の南行徳駅は、大手町駅まで乗り換えなしで約27分と、都心へのアクセスも優れている住みやすい街です。

➡南行徳駅でおすすめの賃貸物件一覧
➡南行徳駅でおすすめの購入マンション一覧
➡南行徳駅でおすすめの戸建て物件一覧

南行徳駅の隣駅である行徳駅は、子連れで賑わう公園やスーパーマーケットなどの買い物スポットが充実しているエリアです。 ミニSLに乗れる行徳駅前公園をはじめ、交通ルールを学べる南沖児童交通公園など、駅周辺に大小さまざまな公園が点在しているため、日中は子供たちで賑わっています。

買い物スポットとしては、駅から徒歩3分ほどの場所に24時間営業の「西友 行徳駅前店」があるため、仕事帰りで遅くなった時も安心です。 ほかにも、駅徒歩約1分の場所には、1階にドン・キホーテ、2階におもちゃ屋などが入っているショッピングセンターの「ポニー」や、2023年6月30日にオープンした飲食店やクリニック・保育施設などが入っている高架下の商業施設「M’av マーヴ行徳」など、多種多様なお店が駅周辺に点在しているので、生活利便性が高いといえます。

また、行徳駅周辺は、小児科に対応しているクリニックも多く点在しています。大きな病院を利用したい場合は、駅からバスで11分ほどの場所に病床数307床の行徳総合病院もあるため、子どもの病状に合わせて受診先が選択できることも行徳駅エリアの特徴といえるでしょう。

このように、行徳駅周辺には公園や自然に触れられる場所のほか、商業施設やスーパーマーケット、飲食店、小児科に対応している病院なども充実しているため、子育てしやすい環境が整っています。

➡行徳駅でおすすめの賃貸物件一覧
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行徳駅の1駅隣に位置する妙典駅は、大手町駅まで乗り換えなしの約32分でアクセスできます。 妙典駅始発の電車もあるため、通勤ラッシュの時間帯でも座れる可能性が高いことが魅力です。

駅周辺は、買い物の利便性が高いです。駅徒歩5分圏内には、深夜0時まで営業しているまいばすけっと 妙典駅店や、飲食店やスーパーマーケット、クリニックなどが入っている24時間営業の妙典センタービルディングがあるので、夜遅くの買い物も安心です。

駅から徒歩3分ほどの場所には、スーパーマーケットはもちろん、ファッション、雑貨の専門店、アミューズメント施設や飲食店、映画館などが併設されている「イオン市川妙典店」があるため、買い物やレジャースポットに困りません。 子どもの遊び場としては、江戸川沿いにある妙典公園、ぴあぱーく妙典など、遊具で遊べる場所もたくさんあります。

また、妙典駅周辺は、区画整理された街ということも“住みやすさのポイント”です。 駅の南側は住宅街が広がっており、歩道や道路もきれいに整備されているため、子連れでも安心して散歩できる環境が整っています。 駅の西側は「行徳千軒、寺百軒」と呼ばれるほど寺社が多く、歴史を感じられる街並みが広がっているため、親子でのんびり散歩に出かけてみることもおすすめです。

さらに、駅周辺には小児科クリニックも多数存在しています。駅からバスで5分ほどの場所には「行徳総合病院」もあるため、子どもが急に具合が悪くなったときでも安心でしょう。
このように、妙典駅エリアはスーパーマーケットや商業施設、公園など子育てしやすい環境が整っています。区画整理された住宅街が広がっており、歩道や道路もきれいに整備されているので、子育て世帯におすすめのエリアです。

➡妙典駅でおすすめの賃貸物件一覧
➡妙典駅でおすすめの購入マンション一覧
➡妙典駅でおすすめの戸建て物件一覧

市川市の中心に位置する本八幡駅は、JR総武本線と都営地下鉄新宿線が利用できるほか、駅から5分ほど歩くと京成本線の通る京成八幡駅もあるため、複数路線が利用できます。
本八幡駅から新宿駅まで約44分、千葉駅まで約28分と、いずれも乗り換えなしで行くことができます。 都営新宿線は始発駅となるため、通勤や通学時にも比較的座りやすいのも嬉しいポイントです。

駅前には商業施設やスーパーマーケットなどが充実しており、駅周辺でほとんどの買い物が完結できます。

クイーンズ伊勢丹やレストラン＆カフェ、多彩なショップが入っている本八幡駅直結のショッピングセンター「シャポー本八幡」をはじめ、駅から徒歩約５分圏内には24時間営業の「西友 本八幡店」、「MEGAドン・キホーテ本八幡店」などのスーパーマーケットもあるので、夜遅くなってからの買い物も可能です。

子どもと一緒に遊べる公園やレジャー施設なども、駅周辺に存在しています。駅から徒歩約10分の場所にある大型ショッピングセンターの「ニッケコルトンプラザ」は映画館も入っており、近隣にはテニスコートなどのスポーツ施設や図書館もあるため、子どもから大人まで楽しめます。 同施設までは、駅から無料バスが運行しているので、休日のお出かけにも利用しやすいでしょう。

さらに、駅直結のターミナルシティ本八幡メディカルセンターには整形外科、内科、レディースクリニック、調剤薬局などが利用できるほか、駅周辺には個人経営の小児科クリニックも多数点在しています。
このように、交通と生活の利便性が高く、駅周辺でほとんどの買い物が完結できる本八幡駅は、子育て世帯が住みやすいエリアといえます。

➡本八幡駅でおすすめの賃貸物件一覧
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市川市は、文教都市・住宅都市として発展を続けている首都圏のベッドタウンです。
都心の主要駅へのアクセスが良く、商業施設や文化施設、公園、医療施設なども充実していることから、ファミリー層におすすめのエリアといえます。 また、市川市は妊娠・出産から子育てに関するサポートが充実しており、安心して子育てできる環境も整っているため、ぜひ現地を訪れて雰囲気をチェックしてみてはいかがでしょうか。

市川市への引っ越しを検討している方は、下記よりお気軽にお問合せください。

※記事内における料金や所要時間等は、あくまでも目安です。（2024年1月現在）
 

※2023/4/1～2024/3/31お客様アンケート集計結果

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