葛飾区の住みやすさは？治安や口コミ・子育て環境など住み心地を解説

葛飾区は、東京都の北東部に位置しており、埼玉県や千葉県と隣接しています。東京23区の一つとして都心への交通アクセスも良好なエリアで、下町情緒にあふれた街並みが多くの方に愛されています。2023年1月1日現在で世帯数は24万3,962世帯、人口は46万4,175人です。ここでは、葛飾区の交通アクセスや各施設、治安などについて説明します。

出典：葛飾区役所 「世帯と人口（令和5年）」

葛飾区には、下記６路線が通っています。

葛飾区内には、小学校が50校、中学校が24校あります。図書館は区内に14ヶ所あり、中でも一番大きな葛飾区立中央図書館は自動貸出機や返却機など最新の機器を揃えた便利な施設です。また、金町駅から徒歩約14分の場所には、科学教育センター未来わくわく館もあります。空気や光、水をテーマにした実験室や工作室があり、子どもと一緒に楽しみながら利用できる魅力的な教育施設です。

さらに葛飾区には、都立最大級の水郷公園である都立水元公園があります。常磐線金町駅よりバスを利用して約6分の場所にあり、約10ヘクタール（10000㎡）の広さを誇る中央広場に加えて水鳥を観察できるバードサンクチュアリーやバーベキュー広場などが魅力です。幅広い利用方法があるため、ファミリー層におすすめできる公園です。

葛飾区内には、サミットストアやライフ、東急ストア、マルエツ、まいばすけっと、リブレ京成、業務スーパーなどさまざまなスーパーマーケットがあります。新小岩駅や金町駅、青戸駅など主要駅を中心に存在しているため、区内で日常的な買い物場所に困ることは少ないでしょう。

また、葛飾区内にはさまざまな商店街が存在しています。たとえば柴又駅から帝釈天（寺院）までに続く参道には、趣深く人気の高い柴又神明会という商店街があります。まるでタイムスリップをしたかのような下町ロマンあふれる、映画『男はつらいよ』の世界観を感じられる街並みが魅力的で、毎月10日は「寅さんの日」として開運縁日を開催しています。

葛飾区内にある複合商業施設として挙げられるのが、亀有駅から徒歩約6分の場所にあるアリオ亀有です。映画館のMOVIX亀有や約130の店舗が入っており、フードコートやレストランもあることから家族で楽しく利用できます。

また、京成青砥駅から直結している複合商業施設のユアエルム青戸は、ファッションや雑貨、レストランなどに加え、フィットネスクラブもあるため、通勤や通学の帰りに利用しやすいです。

葛飾区の犯罪は、減少傾向にあります。区が公表しているデータによると、刑法犯は2021年6月時点で1,096件でしたが、2022年6月時点では1,084件とやや減少しました。

また、葛飾区では区民の安心・安全な生活のために、啓蒙活動や区内の犯罪情報・不審者情報のメール配信など、防犯対策を進めています。そのため、今後も犯罪件数が減っていく可能性は十分にあるでしょう。

出典：葛飾区役所 「区内の犯罪発生情報」

新小岩駅から徒歩約9分のイムス東京葛飾総合病院や、小岩駅からバスで約19分の東京慈恵会医科大学葛飾医療センターが、葛飾区の主な総合病院です。葛飾区の中心エリアに位置し、区内の地域医療を支えています。

また、ファミリーで住むのであれば、小児科があるかどうかも確認することが大切です。葛飾区では、金町駅から徒歩約10の金町こどもクリニックや、新小岩駅から徒歩約2分のタムスわんぱくクリニック新小岩駅前などが挙げられます。このように主要駅の周辺には徒歩圏内に小児科があることも葛飾区の魅力です。

葛飾区は、子育て世帯にとって住みやすい地域です。幼児教育や保育を支援する制度が充実しており、子育ての悩みを相談できる場所も用意されています。

葛飾区は、幼児教育・保育の無償化や補助金の制度が充実している地域です。たとえば、3～5歳までの子どもと0～2歳までの非課税世帯の子どもであれば、幼児教育、保育を無償で受けられます。また、認可保育所や認定こども園、新制度幼稚園の保育料は全額無償です。

さらに新制度幼稚園と認定こども園の対象児童の保護者には、入園する際に支払う施設整備費や維持費などの特定負担額に関して、月額7,300円を上限に助成しています。

葛飾区には子ども未来プラザ鎌倉や金町子どもセンターなど子育ての悩みを相談できる場所が複数あります。

子ども未来プラザ鎌倉は京成小岩駅より徒歩約10分の位置にあり、妊娠・出産に関する悩み相談ができる「ゆりかご面談」、工作やボードゲームなどで遊べる「あそびの広場」など、子どもから大人まで利用できる総合的な子育て支援施設です。
金町子どもセンターは金町駅から徒歩約6分の場所にあり、乳幼児やその保護者が交流を深めることを目的としています。

葛飾区への引っ越しを検討するなら、賃貸物件の家賃や物件購入における料金の相場を調べておくことが重要です。葛飾区にはファミリー向けの賃貸・購入物件が多数あり、千代田区や中央区、港区などの都心と比較しても安価であるため、ファミリー世帯の引っ越し先としておすすめできます。

出典：ピタットハウス 「東京都の家賃相場から物件を探す」
※2023年1月17日現在

葛飾区の賃料相場は、東京23区内でも安価であり、ファミリー層の引っ越し先としておすすめできます。近隣の区の２LDK～３DKの物件相場と比較すると、墨田区が21.3万円、荒川区が21.8万円となり、葛飾区は1.5万円ほど安くなります。

直近2年以内に行われた中古マンションなどの不動産取引価格情報によると、例えば葛飾区内の京成高砂駅から徒歩6分で平成26年に建築された2LDK（55m²）が3,500万円、同じく区内の、綾瀬駅から徒歩11分で平成30年に建築された3LDK（65m²）が、4,300万円で取引されています。

出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2023年1月17日現在

直近2年以内に行われた土地と建物の不動産取引価格情報によると、直近2年以内の土地と建物の不動産取引価格情報によると、例えば葛飾区内の新小岩駅から徒歩7分で平成31年に建築された延床面積75m²の物件が4,400万円、同じく区内の亀有駅から徒歩7分で令和5年に建築された延床面積105m²の物件が、5,800万円で取引されています。

出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2023年1月17日現在

葛飾区には個性的なエリアが多数ありますが、なかでもおすすめなのが新小岩と金町の2つです。いずれも再開発が進んでいる地域であり、東京駅まで乗り換えなしでアクセスできる点で共通しています。ここでは、それぞれのエリアの魅力について紹介します。

新小岩は、都心へのアクセスが非常によいエリアです。新小岩駅からは、総武線快速を利用すれば東京駅まで乗り換えなし約13分でアクセスできるため、東京で働いている方のベッドタウンとして適しています。

また、駅から徒歩で10分圏内に総合病院のイムス東京葛飾総合病院や新小岩ルミエール商店街などがあり、生活の基盤が駅周辺に整っていて生活しやすい街です。さらに新小岩駅の南口地区は2023年1月現在再開発が進められており、今後ますます便利になることが予想されるためファミリー世帯が住むには、魅力的な街でしょう。

➡新小岩駅でおすすめの賃貸物件一覧
➡新小岩駅でおすすめの購入マンション一覧
➡新小岩駅でおすすめの戸建て物件一覧

金町は、葛飾区の北東部、千葉県松戸市に隣接しています。下町の雰囲気が残っており、落ち着いた住宅街を求めている方には魅力的なエリアです。金町は都心への交通アクセスもよく、金町駅から常磐線に乗れば、東京駅まで乗り換えなしの約44分で行くことができます。

また、金町の魅力としては、数多くある商店街も挙げられます。駅の南北に10以上の商店街があり、下町らしい雰囲気のなかで買い物ができます。近年、金町の周辺は下町の雰囲気を残しつつ再開発も進められており、ますます便利で美しい街になっていくと考えられるでしょう。治安も比較的よいことから、ファミリー層が落ち着いて生活する場所として適しているエリアです。

➡金町駅でおすすめの賃貸物件一覧
➡金町駅でおすすめの購入マンション一覧
➡金町駅でおすすめの戸建て物件一覧

葛飾区は、都心への交通アクセスがよく、さまざまな買い物施設・複合商業施設があることから住みやすいエリアです。さらに幼児教育や保育を支援する制度が充実していることから、子育て世帯におすすめできます。都心部と比較しても安価な物件が多数あり、下町ロマンあふれる素敵な街に住みたいのであればとても魅力的でしょう。

葛飾区への引っ越しを検討している方は、下記よりお気軽にお問合せください。

※記事内における料金や所要時間等は、あくまでも目安です。（2023年1月現在）
 

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