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マンションでペットを飼うには?物件選びの7つのポイントを解説

更新日:2021.04.12

マンションでペットを飼うには?物件選びの7つのポイントを解説

マンションでペットを飼いたいと考えている方も多いのではないでしょうか? ペット可のマンションを探す場合、通常の物件よりも探すのに苦労する場合がほとんどです。この記事では、ペットと暮らせる物件を選ぶときのコツやポイント、注意点を詳しく解説していきます。

  • ペットと暮らせる物件には、「ペット相談可」「ペット可」の二種類がある
  • ペットと一緒に快適に暮らすためにも、物件選びの7つのポイントは必ずチェックしよう
  • 物件選びに困ったら、実際に不動産会社に相談するのが確実

もくじ

  1. ペットを飼える物件には3つの種類がある!

    1. ペット相談可

    2. ペット可

  2. ペット可の物件では、どんな動物でも飼ってOK?

    1. 【注意】大家によって飼っていい動物が異なる

    2. ペットの数に制約があることも

    3. 一人暮らしの方が飼いやすいペットは?

  3. ペットの安全を考慮した賃貸物件選びの7つのポイント

    1. できるだけ新築は避ける

    2. 防音設備を確認する

    3. 高層階を避ける

    4. 床・壁の素材を確認する

    5. 水まわりや浴室に要注意!

    6. ベランダの使用状況や造りを確認する

    7. 周辺に動物病院があるかを確認

  4. ペット可の賃貸物件を探す二つのコツ

    1. ペットを優先!条件を緩めて検索する

    2. ネットで探さず、不動産会社に相談する

  5. ルールを守ってペットと暮らそう



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「家でペットを飼いたい」「動物と一緒に暮らしてみたい」。そう考えている方も多いのではないでしょうか? なかには「マンション・アパートに住んでいるから無理……」と、ペットを飼うことをあきらめている方もいるかもしれません。

しかし最近は、ペットと一緒に暮らすことのできるマンションが増えてきています。大好きな動物と一緒に暮らすためにも、「ペット可」のマンションに住むのも一つの手です。

今回は、ペットと一緒に暮らせる物件はどのような種類があるのか、またペット可の物件を選ぶときの注意点やコツを解説。一人暮らしでも飼いやすいペットの種類もあわせてご紹介します。

ペットを飼える物件には3つの種類がある!

ペットを飼えるマンションを探すときには、「ペット相談可」「ペット可」と書かれた物件のなかから選ぶ必要があります。それぞれどんな違いがあるのでしょうか。

ペット相談可

「ペット相談可」と表記された物件は、本来はこの物件でペットと暮らすことを許可していないものの、大家に相談すれば許可が下りる可能性があります。

「ペット相談可」の物件は、もともとはペットと暮らすために作られていないものがほとんどなので、建物の造りや床・壁の材質が、ペット向きとは言えません。そのため、爪研ぎをして傷を付けてしまいがちな猫はNGという物件が多い傾向があります。

また物件の空室を避ける目的や、空き巣を防止する目的として「ペット相談可」と表記しているケースもあるようです。

「ペット相談可」物件の一番の懸念点は、ペットが苦手な方やペットへの理解のない方が同じマンション内で暮らしている可能性があるということです。そのため、防音・防臭対策やペットのしつけをきちんと行い、近隣の方に配慮しながらペットを飼う必要があります。

ペット可

「ペット可」と表記された物件は、ペットと暮らすことが許可されている物件です。この物件の場合、ペットとしてよく飼われる猫や犬は基本的に許可されていることが多く、なかにはそれ以外の動物も飼うことが許可されている場合があります。しかし、大型犬であったり、多頭飼いであったりすると、許可が下りない場合もあるので注意が必要です。

また、ペット相談可の物件と同様、同じマンション内にはペットが苦手な方が住んでいる場合もあるので、注意が必要です。

ペット可の物件では、どんな動物でも飼ってOK?

ペットを飼うことが許されている物件では、どんな動物を飼ってよいのでしょうか? ここでは押さえたいポイントをご紹介します。

【注意】大家によって飼っていい動物が異なる

どの動物がOKで、どの動物がNGかは、マンションの大家さん次第なところも。小型犬はOKでも、中型犬・大型犬は許可していない物件や、犬はOKでも猫は許可していない物件、騒音が少ないとされるハムスターや熱帯魚・亀といったペットを許可している物件などもあります。

またサイズだけでなく、ペットの性格(大人しいかどうか、しつけされているかどうか)で判断することもあるようです。これらの細かい決まりについては、大家に直接確認を取るようにしましょう。

ペットの数に制約があることも

動物の種類の制約だけでなく、多頭飼いを禁止しているケースもあります。たとえば、犬や猫を許可している物件でも二匹以上飼うことをNGとしている物件です。

このように、動物の種類が許可されていてもペットの数によって許可が下りない場合もあるので、事前にきちんと確認を取る必要があります。

一人暮らしの方が飼いやすいペットは?

ここでは、一人暮らしの方が飼いやすいペットについてご紹介します。

ハムスター

ハムスターは飼いやすいペットの一つです。他の動物に比べて、安く手に入れることができ、かつケージや餌代など飼ううえでかかるコストもかなり安めです。餌をあげたり、ケージの掃除をしたりといった日々のお世話も比較的簡単に行えます。

さらに、鳴いたり吠えたりといったことをしないので、周りの住民に迷惑がかかる心配もありません。夜行性で昼間はほとんど寝ているので、つねに構う必要はありませんが、夜中にカサカサと行動している音が気になる場合もあります。ハムスターはサイズも小さくて扱いやすいため、一人暮らしの方に人気のペットとなっています。

ペットとして選ぶ方が多い猫は、ほどよく自由でほどよく懐いてくれる人気の動物です。犬ほど世話をする必要がなく、自由にフラッと遊びに行ってしまうような気まぐれな性格も、飼いやすさを感じるポイントに。おっとりとした性格の猫が多く、留守番中に家を荒らしたり、鳴いたりする心配も少ないでしょう

また、犬のように毎日散歩をする必要がないのもメリットです。家のなかにキャットタワーなどを用意しておけば、自分で好きなように遊び始めます。

しかし、ハムスターと比べると費用がかかるのが特徴です。飼い始めるときの初期費用はもちろんのこと、日々の餌代・予防接種、病気になったときの医療費など、お金がかかる場面が多くあります。また、猫は日々爪研ぎを行うので、壁や床に引っかき傷が付いてしまうこともあるので注意しましょう。このように、きちんと猫の特徴や性格を理解したうえで飼う必要があります。

犬はとても賢く人の気持ちも読み取れるので、きっと大切な家族の一員になってくれるでしょう。人懐っこい分、毎日きちんとスキンシップをはかり、お世話をする必要があります。毎日の散歩はもちろんのこと、細やかに面倒が見られる方や遊んであげられる時間を確保できる方におすすめです。

また、猫と同じく費用がかかる点は押さえておきましょう。一口に犬といっても種類はさまざまで、性格もまったく違います。小型犬の場合、散歩の頻度が少なく、餌代もあまりかからないことも。一方、大型犬の場合は、日々の餌代がかかるだけでなく、運動量も異なり毎日30分~1時間ほど散歩をする必要がある犬種も。

犬の寿命は平均で14歳前後と言われているので、きちんと自分でお世話できるか、10年以上先まで面倒を見ることができるかを判断して、責任を持って飼うことが大切です。

ペットの安全を考慮した賃貸物件選びの7つのポイント

ペットの安全を考慮した賃貸物件選びの7つのポイント

ペットと安全に安心して暮らすためにも、物件選びはとても重要です。ここでは、ペットと暮らす物件選びの7つのポイントをご紹介します。物件を選ぶときの参考にしてみてください。

できるだけ新築は避ける

ペットと暮らす場合は、できるだけ新築を避けたほうがよいでしょう。ペットと暮らすということは、人間だけで暮らすよりも汚れや傷が付きやすくなります。そのため入居時に払った敷金以上に、壁の張り替え、床の傷の直しなどといった修復のお金が退去時にかかることもあります。

このような退去時の高額な支払いを避けるためにも、ある程度年数の経ったマンションから選ぶことをおすすめします。

防音設備を確認する

物件の防音設備を確認することも重要です。とくに犬や猫を飼う場合は、どうしても鳴き声を避けることはできません。鳴き声で近隣の方に迷惑をかけないよう、建物に防音設備が整っているかどうかを確認する必要があります。

また自分でできる防音対策として、床にカーペットやじゅうたんを敷くのもおすすめです。とくに部屋の床がフローリングの場合は、ペットが歩くときの爪の音が響きやすいので、カーペットなどを敷いて対策しましょう。

高層階を避ける

マンションの高層階に住むのは、ペットにとってかなり危険です。換気のために窓を開けていたときに、ふとペットが外に出てしまい落下してしまうケースも。目を離した隙にこのようなトラブルに遭うことは避けなければなりません。とくに猫の場合、高層階であっても抵抗なくベランダの淵や窓にジャンプすることが多いため、とても危険です。

このような事故を避けるためにも、ペットを飼う場合はできれば1階から3階の部屋を選ぶようにしましょう。

床・壁の素材を確認する

床や壁に傷を付きにくくするためにも、素材をチェックしましょう。床の材質でよくあるフローリングの場合、音が響きやすく傷も付きやすい傾向に。さらに、ペットたちにとっては滑りやすく、歩いたときやジャンプしたときに足腰を痛めてしまう恐れもあります。そのため床がフローリングの場合は、ペットたちが安全に過ごせるようにカーペットやマットを敷くことをおすすめします。

さらに猫を飼う場合は、壁の素材にも注意が必要です。賃貸の壁に多いクロス素材は、猫の爪研ぎ場になってしまうことがあります。そのため、傷防止のシートを貼ったり、猫専用の爪研ぎ場を用意したりするなどの対応をしましょう。

水まわりや浴室に要注意!

水まわりのなかでも、とくに浴室はペットの事故が起きやすいので注意が必要です。換気のために扉を開けておいた浴室に猫が入ってしまい、浴槽に入った水に気づかず溺れてしまうことも考えられます。このような浴室での事故を防ぐためにも、浴室をつねに閉めておける、換気機能のついた物件がいいでしょう。

ベランダの使用状況や造りを確認する

物件のベランダの使用状況を確認することも忘れずに行いましょう。部屋のなかに置いておきたくない掃除道具や生ごみを置くなど、ベランダの使い方は人によってそれぞれです。そんな隣のベランダに向かってペットが脱走したら、生ごみを食べてしまったり、ケガをしたりしてしまう可能性があります。

そのため隣の方のベランダの使用状況や、そもそもベランダが安全な造りになっているか(ペットが通り抜けできないようになっているか、枠の高さは十分か、など)を確認しましょう。

周辺に動物病院があるかを確認

物件の周辺に、動物病院があるかを確認しましょう。ペットが長く健康に暮らすために、いざとなったとき頼れる動物病院が家の近くにあるかどうかは大切なポイントです。ペットが体調を崩したとき、ケガをしてしまったときにすぐに駆けつけられる場所があると安心でしょう。

犬であれば年に1回、狂犬病の予防接種を打つために、病院へ行かなければいけません。また年をとるごとに何かしら不調が起きて、動物病院に通うことも増えていきます。このような点からも、動物病院が近くにあるほうが便利で安心です。

珍しい種類の動物を飼う場合は、その種類の動物に対応していないケースもあります。そのため、どんな種類の動物を診てくれるのかも忘れずに確認しましょう。

ペット可の賃貸物件を探す二つのコツ

ペットと一緒に住める賃貸物件は、物件の約12%とかなり少ないため、探すのに苦労するのも事実です。ここでは、少ない候補のなかでも、ペットと快適に暮らせるよりよい物件を探す二つのコツをご紹介します。

ペットを優先!条件を緩めて検索する

ペットと暮らせる物件を探すときには、検索するときの条件を緩めると、物件が見つかりやすくなります。

人気物件の条件は、「駅から徒歩10分圏内」「築年数が10年以内」「収納スペースが充実している」などがあります。しかし、このような人気の条件で検索すると、物件が見つかりにくい場合がほとんどです。ペットを優先し、条件を緩めて検討してみましょう。

また、ペット可の物件は、郊外・都心部に関係なく、いろいろな場所に散らばっている傾向があります。そのため、部屋のこだわりだけでなく、住むエリアを広げて検討してみるのも一つの手です。

ネットで探さず、不動産会社に相談する

インターネットだけで探すのではなく、不動産会社に直接相談するのもおすすめです。もちろんインターネットで探すこともできますが、「複数の動物を飼えるのか」「ペットにとって住みやすい環境か」といった細かい情報をネット上だけで判断するのは難しい場合があります。

そのため、数多くの物件を把握している不動産会社に直接行き、ペットと暮らせるおすすめの物件を紹介してもらったほうが、手っ取り早く物件を見つけることができます。最近では、ペット可の物件を専門に扱っている不動産会社や、チャットやLINEで気軽に相談できる不動産会社もあるので、そういったところに頼ってみるのも手です。

ルールを守ってペットと暮らそう

今回は、ペットと一緒に暮らせる物件はどのような種類があるのか、そしてペット可の物件を選ぶときのポイントやコツを解説しました。

ペットと一緒に暮らすには、物件選びから実際の暮らしまで、通常よりも手間がかかることが多いのも事実です。しかし、ペットと一緒に過ごすことで、自然に元気と活力がわき、日々の生活がさらに楽しくなることは間違いありません。ペットを飼いたいと考えている方は、命を預かる自覚をしっかりと持って、大好きなペットと暮らせるマンションを探してくださいね。
 



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