- 4人家族の平均的な食費を知ろう
- 妥当な食費を知るには“エンゲル係数”で計算を
- 食費を節約するにはコツがある
家族4人で暮らしていると、食費が高くなってしまうことがあります。そのときに、自分たちの食費は適切なのか見直したいという方もいるでしょう。
食費を見直すためには、家族4人の食費の平均を理解しておくことが大切です。総務省は4人家族の食費はどの程度かかるのか家計調査して、データを算出しています。それらのデータを確認すれば、平均的な食費を把握できます。
今回は家族4人で暮らす場合の食費の平均と、見直すコツについて紹介していくので、参考にしてみてください。
4人家族の食費の平均は?
家族4人で暮らしている場合、生活費の見直しとして食費を減らそうと考える家庭も多いでしょう。そのためにも、4人家族の食費の平均値は理解しておくことが大切です。以下では、家族4人で暮らす場合、平均的な食費はどれくらいなのか紹介していきます。
4人家族(就業者1名)の平均的な食費について
2020年に実施された総務省統計局による家計調査では、4人家族(就業者1名)の平均的な食費は8万4,691円というデータが出ています。また食費に関しては、就業者の年収に比例して高くなるとされています。このことから、食費の計算には就業者の収入が大きく関わってくることがわかります。そのため、状況によっては現在の食費を見直す必要が出てくるかもしれません。
出典:総務省統計局「家計調査」
子どもの年齢が上がるほど食費は高くなる
同じ4人家族でも、その構成によってかかる食費はさまざまです。たとえば、子どもの年齢が上がるほど食費も比例して高くなる傾向があります。育ち盛りになると、自然と子どもの食べる量は増えていき、子どもが中学生・高校生になる頃がもっとも食費が高くなります。そのため、平均的な食費は参考程度にとらえることが重要です。育ち盛りの子どもがいる場合、平均的な食費よりも高く見積もっておきましょう。
食費の割合を算出する方法とは?
実際に4人家族の食費を見直そうと考えたとき、どのような算出方法が適しているのでしょうか。以下で食費の割合を算出する方法を解説していくので、参考にしてみてください。
エンゲル係数から食費の割合を算出
食費の割合を算出する方法としては「エンゲル係数」を活用する方法があります。エンゲル係数とは、世帯の収入に占める食費の割合のことです。
基本的に手取りの収入で考えたとき、15%から20%程度が適切なエンゲル係数といわれています。そのため、一度手取り収入から食費は適切なのか計算を行ってみてください。
例で紹介すると、手取りが40万円の場合、食費は6万円から8万円程度が適切という計算になります。
総収入から食費以外の支出を引いた残りの金額で算出
適切な食費を調べる方法としては、まず総収入から食費以外の生活費や経費を引いていき、残った金額を食費とする算出方法があります。
これなら食費を正しく使い、生活を圧迫するような事態に陥ることはないでしょう。とくに月によって収入が変動する個人事業などで働いている方の場合は、この算出方法を用いることでどれくらい食費を節約しないといけないのか、分析することができます。
食費を節約するためのコツ
現在の食費が高いと感じる場合には、節約を検討することも大切です。食費を節約するためにはどうすればよいのか、以下では節約のコツを紹介していきます。
買い物の仕方を振り返る
食費を見直すコツとして、現在の買い物の仕方を振り返り、どのように買い物をすればよいのか見直す方法があります。たとえばまとめ買いを行うのは1週間に1回だけにするのも、有効な方法といえます。これなら、食料が賞味期限切れになるリスクを減らすことが可能です。
また野菜や肉などは、特売時に購入するようにすれば、毎月の食費を抑えるきっかけになります。ほかにも店舗によって安く販売されている食料は違うと把握することも、節約につながるでしょう。「この店は卵が安く、あの店舗では肉が安い」といったように、店の特徴を見極めることが重要です。
冷蔵庫の中を整理整頓して“見える化”する
食費を節約するためには、食料の賞味期限切れを防ぐことが重要です。冷蔵庫の中は整理整頓して、“見える化”するようにしましょう。見える化には、冷蔵庫を見るだけで何が必要なのかひと目で判断できるというメリットもあります。必要なものが判断できれば、ムダな出費を減らして食費を抑えるきっかけにもなるでしょう。
購入した食料は状況に応じて冷凍保存
購入した食料の中で、すぐに使用しないものについては、冷凍保存しておくことも重要です。とくに肉や魚は下ごしらえをしてから冷凍保存するのがおすすめです。解凍すればすぐに使えるので時短にもなるでしょう。また、賞味期限が切れる前に冷凍保存することで、食料をムダにするリスクも防げます。
作り置きはムダにならない程度する
仕事で忙しいときは作り置きを頻繁に行う家庭も多いでしょう。作り置きには楽で便利というメリットがありますが、あまりに日数が経過してしまうと処分しなければならないリスクも出できます。そのため、作り置きは最低限の分だけにしておき、余分なものは作らないことが大切です。作り置きの目安としては2日から3日以内に食べる分だけにするのがおすすめです。
おやつは手作りを心がける
子どもが小さいうちはおやつの消費が激しく、食費を圧迫する可能性があります。買い過ぎと感じたときには、状況に応じて手作りで補う方法がおすすめです。
おやつを自分で作れば、食費の節約につながります。また、子どもが一緒におやつ作りを行えば、楽しい時間を共有できます。そのうえ手作りなら添加物の心配も少なくなり、子どもの健康もプラスになるでしょう。
外食を抑えて生活する
月に何度も外食をしていると、お金がかかってしまい、食費を圧迫する可能性があります。そのため、できるだけ外食に行く機会を減らして食費にまわすお金を捻出するようにしましょう。外食の回数を減らすだけで、毎月の食費を抑えられるようになります。そのため、外食に行くのは余裕があるときだけに留めておくことをおすすめします。
値引きやアプリを利用して安く購入する
店舗によっては閉店の時間が迫ると、食材を値引きすることがあります。そのタイミングで食材を購入すれば、食費を安く済ませることができるでしょう。また、購入するときに専用アプリを使えばより安く購入できるケースがあります。アプリによってはポイントが貯められて、次回の買い物に使用できることもあり、お得な買い物につなげられます。値引きやアプリを駆使して買い物を行い、食費を抑えましょう。
コンビニで購入するのはできるだけ控える
商品が豊富で身近な存在であるコンビニでは、ついつい買い物をし過ぎてしまうことがあります。しかし、コンビニは値引きなどがされていないケースが多いため、買い込むと思わぬ出費になってしまうリスクもあるのです。
コンビニでの買い物は最小限に留めておき、普段はスーパーで買い物を済ませることを意識しましょう。
家族4人の平均的な食費を理解して節約していこう
家族4人で暮らす場合、食費が高くなることもあります。そんなときは、平均的な食費を調べ、平均に比べて使い過ぎていると感じたときは節約を意識してみましょう。まずは今回紹介した食費の割合を算出する方法を実践してから、節約のコツを試してみてください。
中には、「食費を節約しても、支出が多くて家計が苦しい」という方もいるでしょう。今より家賃を抑えるために住み替えを検討している方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
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