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お風呂の追い焚きで快適な入浴を!注意したいポイントもチェック!

更新日:2021.10.11

お風呂の追い焚きで快適な入浴を!注意したいポイントもチェック!

浴室によっては、お湯の沸かし直しができる「追い焚き」機能が搭載されています。いつでも温かいお湯に浸かれる便利な機能ですが、きちんと掃除をしないと追い焚き配管や風呂釜の汚れによって体に悪影響を与えてしまいかねません。今回は、追い焚き機能を使うメリットや使用時の注意点、追い焚き配管の掃除方法などを詳しくご紹介します。

  • 追い焚き機能はお湯の温度を保つのに便利
  • 追い焚き配管には二つのタイプがありそれぞれ掃除の仕方が異なる
  • 追い焚き配管や風呂釜は定期的に掃除をする必要があり、怠ると衛生面に問題が生じる

もくじ

  1. お風呂の追い焚きとは?

    1. 追い焚き機能の仕組み

    2. 追い焚き機能の種類

    3. 「オート」と「フルオート」とは?

  2. 追い焚きのメリットと注意したいポイント

    1. 追い焚き機能のメリット

    2. 追い焚きするときの注意点

  3. 追い焚き配管や風呂釜の掃除方法をご紹介

    1. 追い焚き配管が汚れる原因

    2. 追い焚き配管の掃除方法

    3. 掃除をするときの注意点

  4. 追い焚き機能がなくてもできる保温対策

    1. 入浴時間に合わせてお湯をはる

    2. 入浴の間隔を空けない

    3. 風呂蓋を利用する

    4. お風呂用の保温シートを使う

    5. 保温タイプの簡易追い焚き器を使う

  5. 快適な新生活のために追い焚き機能のある物件を探そう

海外のバスタブとは異なり、日本のお風呂にはさまざまな機能が搭載されています。なかでもよく知られているのがお湯の沸かし直しができる「追い焚き」機能です。追い焚きには冷めてしまったお湯を再び温められるメリットがありますが、きちんと掃除をしないと健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。今回は追い焚きのメリットや使うときの注意点、さらに追い焚き機能の付いた風呂釜の掃除方法などをご紹介します。

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お風呂の追い焚きとは?

お風呂のお湯は時間の経過とともに温度が下がりますが、追い焚き機能によってお湯を適温に戻すことができます。それではどのようにしてお湯を温め直しているのでしょうか? まずは追い焚きの仕組みと追い焚き方式や機能について確認していきましょう。

追い焚き機能の仕組み

そもそも給湯器には、給湯器本体に加え、お湯を供給する役割をもつパイプ一本が備わっています。追い焚き機能が搭載されている給湯器はパイプが1本多く、「給湯器+給湯器からお湯を供給するパイプ+浴槽から給湯器へお湯を送るパイプ」のセットで構成されています。

「お風呂と給湯器をつなぐパイプ」を「追い焚き配管」といい、追い焚きをはじめるとお風呂のお湯は「追い焚き配管」を通って給湯器へ戻り、給湯器で温められ「追い焚き配管」を通って再びお風呂に戻ります。

追い焚き機能の種類

追い焚き機能の種類

追い焚きには、「一つ穴の強制循環式」と「二つ穴の自然循環式」があります。それぞれの特徴は次のとおりです。

一つ穴(強制循環式)

お湯の通り道となる穴はひとつだけですが、内部で配管が二つに分かれています。内部にあるポンプが勢いよくお湯を循環させてくれるので、循環スピードが速く、まんべんなく浴槽のお湯が温まるのが特徴。二つ穴タイプよりは汚れづらいですが、配管が長いので雑菌が繁殖しやすいというデメリットがあります。

二つ穴(自然循環式)

浴槽の側面に、お湯を「取り込むための穴」と「戻すための穴」の二つの穴があります。下の穴から入ったお湯が風呂釜で温められ、上の穴から出ていく仕組みになっていますが、一つ穴に比べお湯の循環スピードが遅いです。お湯の流れが遅いため、汚れがたまりやすいのが難点です。

「オート」と「フルオート」とは?

最新型の給湯器には、追い焚きや保温などを自動で行ってくれる「オート機能」を備えているものが多くあります。オート機能は「オート」と「フルオート」という二つの機能に分かれますが、名前の通り「自動」か「全自動」という違いがあります。

オート

「お湯はり」「追い焚き」「自動保温」などを自動で行ってくれます。

フルオート

フルオートには水位センサーが付いているので、お湯の水位も管理できます。これは入浴のときにお風呂のお湯を使ったり、湯船に入って水かさが減ったりしたら、自動的に設定している水位までお湯が足される機能です。

フルオートでは、「お湯はり」「追い焚き」「自動保温」に加えて、「足し湯」「追い焚き配管の自動洗浄」とすべて自動で行ってくれます。

「オート」と「フルオート」で注意したいのが、使わない時間に設定しておくと何度も追い焚きを繰り返して光熱費がかさんでしまう点です。入浴の間隔が1時間以上空く場合は、オート設定にしておくより手動で追い焚きしたほうが経済的です。

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追い焚きのメリットと注意したいポイント

追い焚きのメリットと注意したいポイント

追い焚き機能には多くのメリットがありますが、使うときにはいくつかの注意点もあります。

追い焚き機能のメリット

お湯の温度をキープできる

最近は、お風呂で動画や音楽を楽しむ人や時間をかけて半身浴をする人も増えています。追い焚き機能があれば温度を温かく保てるので、ゆっくりバスタイムを満喫できるでしょう。

水道代の節約になる

追い焚き機能がない場合、温かいお風呂に入ろうと思ったらお湯を入れ直すことになり、その度に大量の水が必要になります。お風呂を満タンにするのに必要な水の量は、1回あたりおよそ180リットルから200リットルが必要です。そのため、仮に1リットルを0.3円とした場合、水道代は54円から60円になってしまいます。追い焚きであればその水道代が必要ありません。

安全性が高い

お風呂を入れ替えずにお湯の温度を上げる方法に、「高温差し湯」があります。これはぬるくなったお風呂に高温のお湯を入れる方法ですが、高温のため火傷の恐れもあります。追い焚きはスイッチを押すだけなので、小さな子どもがいる家庭でも安心です。

追い焚きするときの注意点

衛生面に配慮する

お風呂のお湯の温度は雑菌の繁殖しやすい温度のため、何日も同じお湯でお風呂に入るのは衛生的ではありません。数日同じお湯を使う場合は、浴槽と風呂釜を傷めない風呂水清浄剤を使うのがおすすめです。

定期的な配管洗浄を行う

風呂釜や追い焚き配管が汚れたまま追い焚き機能を使うと、肌荒れを起こしたり、レジオネラ症(細菌感染症の一種)に感染したりする可能性があるのでご注意ください。安全に追い焚き機能を使うためには定期的に配管洗浄を行う必要があります

追い焚きができる入浴剤を選ぶ

追い焚きは浴槽のお湯を循環させるのが特徴ですが、入浴剤に入っている成分が給湯器の配管に悪影響を与えてしまうというリスクがあります。入浴剤を購入する際は、「追い炊き可」のものを選びましょう。

寒い地域は凍結に注意

北国のような寒い地域で追い焚きを使用する際に懸念されるのが、配管部分の凍結です。このような地域で使う場合は、「凍結防止機能」が搭載されているモデルを選ぶと安心でしょう。

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追い焚き配管や風呂釜の掃除方法をご紹介

追い焚き配管や風呂釜の掃除方法をご紹介

追い焚き機能を利用するうえで、追い焚き配管などの掃除は欠かせません。具体的にどんな掃除方法があるのか、追い焚き配管が汚れる原因とともに解説していきます。

追い焚き配管が汚れる原因

追い焚き配管は、残り湯に含まれた皮脂や水垢、細菌、微生物、水に含まれたミネラルなどが原因で汚れてしまいます。また、湯船で入浴剤やボディソープ、バスソルトなどを使うと、より汚れがたまりやすくなるので注意が必要です。

追い焚き配管の掃除方法

給湯器そのものの寿命は約10年といわれていますが、手入れすればより長く使うことができます。掃除をする頻度の目安は、一つ穴タイプは2ヶ月から3ヶ月に1度、二つ穴タイプは1ヶ月に1度です。

「風呂釜洗剤」を使った追い焚き配管の掃除方法

「風呂釜洗剤」には一つ穴用と二つ穴用があるので、風呂釜に合わせて購入し基本的には説明書にしたがってください。
一つ穴の場合は浴槽に溜めた水やお湯に洗剤を投入し、追い焚きして配管に洗剤を行き渡らせるタイプのものが多いです。二つ穴では、上か下の穴に直接洗剤を投入してしばらく放置する方法になるでしょう。いずれの場合も、洗剤を配管内に行き渡らせることが大切です。

掃除をするときの注意点

自動洗浄機能に頼りすぎない

最新モデルには、自動洗浄機能が付いています。ただし自動洗浄では洗剤を使わないので、自動洗浄機能があっても2ヶ月から3ヶ月に一度は掃除をしてください。

こまめな掃除が大切

皮脂や垢が風呂釜に流れて汚れてしまうため、入浴後には浴槽を洗うようにしましょう。こまめに掃除することで、風呂釜に付いてしまう汚れを抑えることができます。

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追い焚き機能がなくてもできる保温対策

追い焚き機能は便利な一方、何度も使うとガス代などが掛かってしまうのも事実です。回数を減らすためには、お湯の温度を温かく保つ工夫が大切。ここでは、お風呂で簡単にできる保温対策をご紹介します。

入浴時間に合わせてお湯をはる

オート機能があれば押すだけでお風呂の準備ができるので便利ですが、時間が経てば温度が下がり追い焚きが必要になります。夜は忙しい時間帯ですが、追い焚きしなくても済むように入浴時間に合わせてお風呂の準備をするようにしましょう。

入浴の間隔を空けない

お風呂の水温の変化は季節やバスタブの大きさ・素材などによって異なりますが、やはり寒い冬は温度が下がりやすいです。家族で暮らしている場合など、入浴は時間を空けずに入れ替わりで入るなど工夫してみてください。

風呂蓋を利用する

お風呂に蓋をすることで、蒸気を閉じ込め温度を保つことができます。また、熱伝導率もよくなるため追い焚きでお湯を沸かす時間も短縮できます。風呂蓋をしておくことで浴室の湿度をおさえられ、カビ防止にも効果的です。

風呂蓋には、「プラスチック製」「アルミ樹脂複合板」「木製」などがあります。軽量のものなら「プラスチック製」、保温性を重視するなら「アルミ樹脂複合板」、香りにこだわるならヒノキなどの「木製」がおすすめ。形状も「シャッター式」「折りたたみ式」などがあるので、お風呂のサイズに合わせて使いやすいタイプを選ぶとよいでしょう。

お風呂用の保温シートを使う

風呂蓋の下にお風呂用の保温シートを使うことで、さらに保温効果を高めることができます。保温シートはお湯に浮かべるだけですが、お湯と外気の隙間がなくなりお湯の温度が下がりにくくなります。
保温シートはアルミ製で厚みのあるタイプがよいですが、隙間をなくすためにお風呂のサイズに合わせて選ぶことが何よりも大切です。

保温タイプの簡易追い焚き器を使う

浴槽に入れてお湯を温める簡易追い焚き器には、「追い焚きタイプ」と「保温タイプ」があります。「追い焚きタイプ」はお湯を沸かすので電気代がかかりますが、冷めたお湯を温め直すのに便利です。「保温タイプ」は追い焚きタイプよりも電気代をかけずに温かいお湯をキープできます。ただし冷めてしまったお湯の“温め直し”には向かないので注意が必要です。

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快適な新生活のために追い焚き機能のある物件を探そう

追い焚きがあれば月々の水道代が抑えられるだけでなく、時間を気にせずのんびりバスタイムを楽しめます。家族が遅い時間に帰ってくるときも、家族が多くて順番待ちになるときも、全員がいつでも温かいお風呂に入れるのが嬉しいポイント。お風呂タイムを快適に過ごせる物件をお探しなら、ぜひ下記よりお問い合わせください。



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