戸越の住みやすさは？治安や口コミ・子育て事情など人気の商店街に近い街の住み心地を解説

東京都品川区に位置する戸越は区の中部に位置し、全長1,300ｍと東京都で最長の戸越銀座商店街があることで有名です。商店街では地元住民や国内外からの観光客が食べ歩きや買い物を楽しみ、1年中にぎわっています。買い物がしやすい環境のため、日常生活を送るのにぴったりな街でもあり、戸越1～6丁目には1万96世帯、1万6,742人が住んでいます。ここからは、戸越の住みやすさについて具体的に解説します。

出典：品川区役所 「品川区住民基本台帳による世帯と人口（令和4年12月1日時点）」

戸越駅には都営地下鉄浅草線が乗り入れています。浅草線を利用すると、五反田駅まで約2分、新橋駅まで約14分と乗り換えなしで移動できるため、オフィス街に通勤しやすくなっています。五反田駅でJR山手線に乗り換えると、渋谷駅に約12分、新宿駅へ約19分で行けるなど、東京都の主要なターミナル駅へのアクセスも良好です。

電車以外で移動したい場合、戸越駅から徒歩約2分で行ける戸越銀座駅の停留所で、五反田駅や川崎駅などに行ける東急バスが利用できます。

戸越エリアには、戸越小学校、宮前小学校、戸越台中学校をはじめ、品川区立の小中学校が集まっています。戸越駅から10分圏内には品川区立荏原図書館や品川区立ゆたか図書館があり、幼いお子さまへの読み聞かせに用いる絵本や学校の課題に使う書籍などを気軽に借りられて、便利です。

また、駅から徒歩約9分のところには、大名屋敷の庭園跡を利用して造られた戸越公園があります。本格的な日本庭園の雰囲気や四季の変化を味わえるので、休日を利用してお出かけしてみてはいかがでしょう。

戸越の買い物スポットを挙げるなら、戸越駅や戸越銀座駅の改札を出てすぐに到着する、商店街の全長が東京都で一番長い戸越銀座商店街は欠かせません。老舗から新規オープン店まで約400店舗が並び、食品や衣料品、日用雑貨などがリーズナブルに手に入ります。

また、戸越駅の500m圏内にはスーパーマーケットが点在しています。駅からのアクセスを重視するなら、徒歩約3分のところにあるオオゼキ 戸越銀座店の利用をおすすめします。戸越銀座商店街は駅から近いため混雑していることも多いですが、駅から少し離れた24時まで営業しているライフ 大崎百反通店であれば比較的落ち着いて買い物が可能です。

戸越エリアは地域の結びつきが強く、町内会や警察によるパトロールが行われていることから、治安がよいことに定評があります。実際、警視庁のデータによると2017年の犯罪件数は810件と都内では比較的少ないうえ、年々減少する傾向にあり、2021年には550件にまで減りました。

戸越がある品川区では子どもの安全を守るため、児童見守りシステム「まもるっち」を導入しています。まもるっちは緊急時に防犯ブザーを引くと区役所経由で学校や警察に連絡が行き、速やかに現場へ駆け付けられるシステムです。そのため、子どもが目の届かない場所にいても安心できます。

出典：警視庁 「荏原警察署 過去5年間の刑法犯の推移」

戸越駅から徒歩約1分で行ける戸越銀座駅近内科クリニックでは、通常の内科のほかに消化器科と循環器科に対応しています。祝日以外は毎日診療が受けられるため、急に体調を崩しても安心です。駅から徒歩約5分の場所には、どい小児科や鈴の木こどもクリニックがあり、乳児検診や予防接種が受けられます。

戸越は、子育て世帯にとっても住み心地がよいエリアです。ここでは、戸越での生活をファミリーにおすすめする理由を解説します。

戸越のある品川区では、待機児童が年々減少しています。2020年に13人、2021年に5人と減っていき、2022年4月にはついに待機児童数0人を達成しました。待機児童が減ったのは、品川区が認可保育施設の開設・運営を資金的に支援し、次々に新設していったことが影響していると考えられます。

品川区は就学前児童の人口増加に対応するために定員数の拡大にも取り組み、平成22年度から29年度にかけて5,507人分の受け入れ枠を増やしました。待機児童対策は現在も続いており、令和5年にも認可保育園の新設が予定されています。品川区に属するからこそ、戸越駅周辺は保育園や幼稚園が多く、小さな子どもを育てるのに適した環境なのです。

出典：品川区議会事務局 「令和4年4月入園申請状況等について」

出典：品川区議会事務局 「令和3年4月入園申請状況等について」

品川区は、子育て支援制度も充実しています。代表的な制度は、中学3年生までの児童の診療費や入院費を補助してもらえる「子どもすこやか医療費助成」です。令和5年4月からは、高校生に相当する年齢の子どもも対象になります。急な出張や育児疲れなどで養育が難しくなった際は、一時的に子どもを預けられる「子どもショートステイ」が利用できます。

また、品川区は子育てイベント情報やコラムを発信するアプリも配信しており、スマートフォン世代の親が孤立して不安を抱え込まないよう対策をとっています。

続いて、戸越駅周辺で暮らす場合の家賃や物件購入相場を紹介します。

出典：ピタットハウス 「都営浅草線の家賃相場から探す」
※2023年1月4日現在

戸越駅周辺の賃料の相場は隣接する五反田駅と中延駅エリアの中間に位置します。戸越にはワンルーム・1K・1DKや1LDK・２K・2DKなどの単身者から二人暮らし向け物件が多く、ファミリー層に人気の2LDK以上の選択肢は限られます。探す範囲を駅から徒歩15分圏外にまで広げれば見つかる可能性が高いので、広々とした家に住みたい方は、駅から離れた物件もチェックしてみてください。

戸越駅周辺で取引されている2LDK以上の中古マンションは少ないですが、そのほとんどが駅から徒歩5分圏内の物件になります。平成16年に建築された駅徒歩5分の2LDK（60m²）が7,300万円、平成16年建築で駅徒歩5分の3LDK（70m²）が8,700万円で取引されています。

➡【最新】クラモアで戸越駅周辺のマンション相場を見る

出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2023年1月4日現在

戸越駅周辺の土地と建物の直近2年以内に行われた不動産取引価格情報によると、令和4年に建築された駅徒歩４分の一戸建て（延床面積90m²）が8,000万円で取引されています。

出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2023年1月4日現在

戸越は東京都内の主要駅へのアクセスがよく、戸越銀座商店街をはじめ買い物環境が充実している住み心地のよいエリアです。子育て支援や待機児童対策に意欲的な品川区に属しているため、小さなお子さまのいるファミリー層にとっても暮らしやすいでしょう。

戸越エリアへの引っ越しを検討している方は、下記よりお気軽お問い合わせください。

※記事内における料金や所要時間等は、あくまでも目安です。（2023年1月現在）
 

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