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中古マンションのリノベーション費用はいくら?価格を抑えるコツや事例も紹介

更新日:2023.08.24

中古マンションのリノベーション費用はいくら?価格を抑えるコツや事例も紹介

中古マンションの購入を検討している人の中には、購入後のリノベーションを前提として物件探しをしている方もいらっしゃると思います。しかし、リノベーション費用を把握していないと、想定よりも出費がかさんでしまうかもしれません。本記事では、中古マンションのリノベーション費用の目安や、費用を抑えるコツについて解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。

  • 中古マンションのリノベーション市場が拡大している
  • 中古マンションでリノベーションできるのは専有部分のみ
  • 自治体や国の支援制度を利用できる可能性がある

もくじ

  1. 中古マンションをリノベーションする人は増えている!

  2. 間取りや設備などどこまでリノベーションできる?

    1. 個人でリノベーションできるのは専有部分のみ

    2. 窓や玄関扉は共有部分になる

  3. 中古マンションのリノベーション費用はいくら?

    1. 主要設備のリノベーション(スケルトンリフォーム)費用の目安

  4. 中古マンションのリノベーション費用を抑えるコツ

    1. 予算や工事したい範囲を明確に決めておく

    2. 自治体や国の支援制度を利用する

  5. 中古マンションのリノベーション事例

    1. 1998年築の中古マンション|居住空間に多目的バーカウンターを設置

    2. 2004年築の中古マンション|料理が好きな人のための機能的なキッチンの実現

    3. 1989年築の中古マンション|子育て世帯が安心して暮らせる工夫を凝らした住空間

  6. まとめ

 

中古マンションをリノベーションする人は増えている!

かつては新築物件を選ぶことが一般的でしたが、近年、中古マンションのリノベーション市場は拡大しています。中古マンションをリノベーションをする最大のメリットは、新築マンションの購入と比べて、物件購入費を抑えられる可能性がある点です。

新築マンションは同条件の中古マンションよりも高額な場合が一般的であり、予算が限られる人は新築マンションの購入が難しい方もいらっしゃいます。
一方で、中古マンションは市場に数多く存在し、条件によっては比較的手頃な価格で購入できる場合があります。予算を抑えながら中古マンションを購入し、自分好みにリノベーションを施すことで、理想の住まいに近づけることができるでしょう。

間取りや設備などどこまでリノベーションできる?

間取りや設備などどこまでリノベーションできる?

ここでは、中古マンションではどこまでリノベーションできるのかを解説します。

個人でリノベーションできるのは専有部分のみ

分譲マンションでリノベーションできるのは、玄関に入ってからの居住部分である専有部分のみです。
リノベーションの具体例は、下記のようなものが挙げられます。

  • 壁や天井に断熱材を入れる
  • 壁紙を張り替える
  • キッチンやトイレなどの水回りの修理や交換

リノベーションを前提に中古マンションを購入する場合は、管理規約を確認するか、事前に不動産会社の担当者へリノベーションできる範囲を確認しておきましょう。

窓や玄関扉は共有部分になる

分譲マンションの中で専有部分と混合されやすい共有部分には、以下の項目が挙げられます。

  • バルコニー
  • 玄関扉

これらは専有部分ではなくマンションの共用部分となるため、入居者個人の判断でリノベーションができません。
そのため、まずは管理規約で専有部分と共有部分の取り扱いを確認し、共有部分の場合には管理組合に手続きの流れを確認しましょう。

中古マンションのリノベーション費用はいくら?

中古マンションのリノベーション費用は、さまざまな要素によって大きく異なります。具体的な費用は、内装改修や間取り変更などのリノベーションの範囲や、住宅設備の質などによって決まります。

キッチンを例に挙げれば、既製品にするか造作にするか、食洗機をビルトインで設置するのかなどによって金額は大きく変わります。ご自身の予算に合わせて、優先順位を設定して採用する内容を検討しましょう。

また、中古マンションのリノベーション費用は数百万円から数千万円に及ぶことがありますが、地域や施工会社によっても異なるため、複数の会社に見積もりを依頼するのがおすすめです。

主要設備のリノベーション(スケルトンリフォーム)費用の目安

主要設備のリノベーションの費用の目安は以下の通りです。ただし、先述した通り設備のグレードや広さなどによって価格は大きく変動するため、注意が必要です。

施工内容 費用の目安
キッチン 100~300万円
リビング 50~100万円
バスルーム 50~150万円
トイレ 100万円

中古マンションのリノベーション費用を抑えるコツ

中古マンションのリノベーション費用を抑えるコツは、以下の2つです。

順番に解説します。

予算や工事したい範囲を明確に決めておく

予算や工事したい範囲を明確に設定することによって、無駄な費用を削減できます。予算内での工事計画を立てることで、リノベーションに本当に必要な工事や改修を絞り込むことができます。

例えば、内装や設備に重点を置くのか、住宅の性能を上げる工事をするのかなど、具体的な優先順位を決めることが大切です。また、具体的な目的や必要な工事範囲を明確にしておくことで、施工会社との打ち合わせや見積もり依頼がスムーズに行えるため、不要な追加工事や手直しを防ぐことができます。

さらに、具体的な要望や予算を施工会社に伝えることで、最適な提案やアドバイスを受けられる可能性があります。

自治体や国の支援制度を利用する

中古マンションのリノベーションを行う際、一定の条件を満たすことで自治体の支援制度を利用できる可能性があります。各自治体のリフォーム支援制度についてはそれぞれ要件が異なるため、地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和5年度版)を事前に確認しておきましょう。

また、タイミングによっては国の補助金制度となる「長期優良住宅化リフォーム推進事業」を利用できる可能性があります。詳細は、下記HPをご確認ください。

参考:国立研究開発法人 建築研究所 「長期優良住宅化リフォーム推進事業【総合トップページ】

中古マンションのリノベーション事例

ここでは、中古マンションのリノベーション事例を3つ紹介します。
事例写真は、各参考サイトをご確認ください。

1998年築の中古マンション|居住空間に多目的バーカウンターを設置

もともと和室だった部屋を洋室に変え、壁に取り付ける形でバーカウンターを設置した事例があります。

部屋にいながら本格的なバーでお酒を楽しむような気分が味わえるだけでなく、仕事用のデスクとしても活用できます。バーカウンターの上部には可動式の棚を設置し、オープンクローゼットとして収納が可能。趣味のものを飾るなどして、インテリアになるところも魅力です。

参考:スターツアメニティー株式会社 「BarStyle ~バーカウンターのある部屋~

2004年築の中古マンション|料理が好きな人のための機能的なキッチンの実現

“料理が好きな人に特化”したキッチンスペースづくりの事例があります。

広めのキッチンカウンターは、シンクに蓋をすることでダイニングテーブルやデスクとしても活用できます。折りたたみ式のため、使わないときには部屋をすっきり見せたり、動線の確保がしやすくなったりする点も魅力です。また、壁はホーロー製で傷がつきにくく、マグネットが使用できるようになっています。

参考:スターツアメニティー株式会社 「KitchenStudio ~料理好きな女性のためのお部屋~

1989年築の中古マンション|子育て世帯が安心して暮らせる工夫を凝らした住空間

スターツグループと「ミキハウス子育て総研株式会社」のコラボレーションにより、子育て世帯が安心して暮らせる住宅を完成させた事例です。

もとからあった和室を“汚れにくくカビやダニが発生しづらいポリプロピレン製の畳”に張り替えたことで、小さな子どもの遊び場としても安心です。LDKと和室の間の仕切りは可動式のスクリーンパーテーションを採用し、キッチンからでも、お子様に目が届きます。その他、シャッター付きのコンセントやキッチンのチャイルドゲートの設置など、細やかな工夫が施され、子育て世帯が暮らしやすい住まいを実現しています。

参考:スターツアメニティー株式会社 「IdeaSoin ~子育て世代のための理想の住空間~

まとめ

今回の記事では、中古マンションのリノベーションについて紹介しました。リノベーションをする設備や質などによっては数百万円から数千万円かかるケースもあります。しかし、国や自治体が実施している補助金や助成金の制度を活用することで、費用負担を大きく軽減できる可能性があるため、ご自身がお住まいの自治体で実施されている補助金制度を確認しておくことが大切です。

これからマンションの購入を検討している方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。

 

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