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【2024年8月版】首都圏・関西エリアの中古マンション価格推移と今後の見通しを解説

更新日:2024.09.26

【2024年8月版】首都圏・関西エリアの中古マンション価格推移と今後の見通しを解説

国土交通省から指定を受けた不動産流通機構が運営する、不動産流通標準情報システム「レインズ」の2024年8月版月例マーケットウォッチが公表されました。 レインズでは過去の取引データをまとめた資料を毎月公表しており、不動産市場の動向を把握するのに役立ちます。 本記事では、首都圏・関西圏の中古マンション価格の動向や今後についてデータを見ながら考察していきます。

  • 2024年8月度の中古マンション価格は、4,651万円(-1.1%)で下がったものの横ばい傾向にある
  • 首都圏・関西圏においても、概ね横ばい傾向が続いている
  • 今後については、利上げの動向を追っていくことが重要

もくじ

  1. 【2024年8月】中古マンション価格推移

  2. 【2024年8月】エリア別・中古マンション価格推移

    1. 東京都

    2. 埼玉県

    3. 千葉県

    4. 神奈川県

    5. 大阪府

    6. 京都府

    7. 兵庫県

  3. 価格変動の要因

  4. 今後の見通し

  5. まとめ



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【2024年8月】中古マンション価格推移

公益財団法人 東日本不動産流通機構の2024年8月・月例マーケットウォッチによると、2024年8月度の首都圏の中古マンション価格は、4,651万円(前年同月比-1.1%)となっています。
中古マンション価格が前年同月比で下回ったのは、51ヶ月ぶりです。
なお、㎡単価は74.77万円/㎡(前年同月比+0.9%)であり、52ヶ月連続の上昇となっています。

価格については、前年同月比でマイナスになっているとはいえ、下げ幅はそう大きくありません。
横ばい傾向が続く中で、やや下振れたと考えることができるでしょう。

【2024年8月】エリア別・中古マンション価格推移

次に、首都圏と関西圏における、エリア別の中古マンション価格推移を見ていきましょう。

東京都

東京都の過去1年間の中古マンション価格推移は、以下のようになっています。

東京都中古マンション価格推移
年/月 マンション価格
2023年9月 5,632万円
2023年10月 5,894万円
2023年11月 5,956万円
2023年12月 5,892万円
2024年1月 6,018万円
2024年2月 6,058万円
2024年3月 6,002万円
2024年4月 6,259万円
2024年5月 6,044万円
2024年6月 6,156万円
2024年7月 6,414万円
2024年8月 5,802万円

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構 REINS TOWER

2023年9月~2024年8月の東京都の中古マンション価格推移では、6,000万円前後を上がったり下がったりしながら、横ばい傾向に推移しているといえます。
最も上昇したのは2024年7月で6,414万円、最も低いのは2023年9月で5,632万円です。

埼玉県

埼玉県の過去1年間の中古マンション価格推移は、以下のようになっています。

埼玉県中古マンション価格推移
年/月 マンション価格
2023年9月 2,912万円
2023年10月 2,938万円
2023年11月 2,733万円
2023年12月 3,052万円
2024年1月 2,981万円
2024年2月 3,156万円
2024年3月 3,023万円
2024年4月 2,851万円
2024年5月 2,921万円
2024年6月 2,852万円
2024年7月 3,044万円
2024年8月 2,842万円

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構 REINS TOWER

2023年9月~2024年8月の埼玉県の中古マンション価格推移は、価格帯は異なるものの、東京都と同じように3,000万円前後を上がったり下がったりしながら推移しているといえます。
元も上昇したのは2024年2月の3,156万円で、最も低かったのは2023年11月で2,733万円です。
東京都と比べると、価格の変動幅は小さくなっています。

千葉県

千葉県の過去1年間の中古マンション価格推移は、以下のようになっています。

千葉県中古マンション価格推移
年/月 マンション価格
2023年9月 2,941万円
2023年10月 2,951万円
2023年11月 2,749万円
2023年12月 2,667万円
2024年1月 2,779万円
2024年2月 3,038万円
2024年3月 2,897万円
2024年4月 3,012万円
2024年5月 2,820万円
2024年6月 2,899万円
2024年7月 2,931万円
2024年8月 2,772万円

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構 REINS TOWER

2023年9月~2024年8月の千葉県の中古マンション価格も、ほかの都道府県と同様に横ばい傾向となっています。
最も上昇した月は2024年2月の3,038万円、最も下がったのが2023年12月の2,667万円です。

神奈川県

神奈川県の過去1年間の中古マンション価格推移は以下の通りです。

神奈川県中古マンション価格推移
年/月 マンション価格
2023年9月 3,782万円
2023年10月 3,897万円
2023年11月 3,782万円
2023年12月 3,950万円
2024年1月 3,973万円
2024年2月 3,927万円
2024年3月 3,884万円
2024年4月 3,980万円
2024年5月 3,965万円
2024年6月 4,016万円
2024年7月 3,851万円
2024年8月 3,870万円

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構 REINS TOWER

2023年9月~2024年8月の神奈川県の中古マンション価格推移も、同様に横ばい傾向です。
最も上昇した月が2024年6月で4,016万円、最も低かったのが2023年9月と11月で3,782万円となっており、変動幅がかなり小さくなっています。

大阪府

次は関西圏のデータを見ていきましょう。
まずは大阪府の過去1年間の中古マンション価格推移です。

大阪府中古マンション価格推移
年/月 マンション価格
2023年9月 3,115万円
2023年10月 3,245万円
2023年11月 3,240万円
2023年12月 3,209万円
2024年1月 3,173万円
2024年2月 3,211万円
2024年3月 3,277万円
2024年4月 3,337万円
2024年5月 3,221万円
2024年6月 3,236万円
2024年7月 3,196万円
2024年8月 3,529万円

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構 REINS TOWER

大阪府の2023年9月~2024年8月の価格推移を見てみると、横ばい傾向が続きながら、2024年8月には3,529万円と大きく上昇していることが分かります。
2023年9月~2024年7月は3,100万円台から3,300万円台で収まっており、変動幅は小さいといえるでしょう。

京都府

次は京都府の過去1年間の中古マンション価格推移です。

京都府中古マンション価格推移
年/月 マンション価格
2023年9月 2,780万円
2023年10月 3,187万円
2023年11月 3,102万円
2023年12月 3,370万円
2024年1月 3,029万円
2024年2月 2,643万円
2024年3月 3,132万円
2024年4月 2,911万円
2024年5月 3,213万円
2024年6月 3,327万円
2024年7月 2,738万円
2024年8月 3,338万円

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構 REINS TOWER

2023年9月~2024年8月の京都府の中古マンション価格推移を見てみると、3,000万円前後で横ばい傾向が続いているといえるでしょう。
ただし、2024年8月の価格が3,338万円と高くなっており、大阪府と同様、全体としては横ばいでありながら直近では上昇傾向にあると見ることができます。

兵庫県

次は兵庫県の過去1年間の中古マンション価格推移です。

兵庫県中古マンション価格推移
年/月 マンション価格
2023年9月 2,544万円
2023年10月 2,678万円
2023年11月 2,564万円
2023年12月 2,648万円
2024年1月 2,519万円
2024年2月 2,782万円
2024年3月 2,729万円
2024年4月 2,724万円
2024年5月 2,712万円
2024年6月 2,668万円
2024年7月 2,796万円
2024年8月 2,441万円

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構 REINS TOWER

2023年9月~2024年8月の中古マンション価格推移を見てみると、こちらも横ばい傾向にあるといえます。
ただし、2023年中は2,500~2,600万円を推移していたのに対し、2024年は2,700万円~2,800万円程度を推移していることから、やや上昇傾向にあると見ることもできるでしょう。
直近の2024年8月には2,441万円と1年間で最も低い価格となっていますが、全体としては横ばい~やや上昇傾向にあり、引き続き前月までと同水準の価格に戻る可能性は高いといえます。



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価格変動の要因

中古マンションの価格変動について、レインズのデータから直近1年間の推移をご紹介しましたが、全体的に高止まりの状況になっているといえるでしょう。
以下は、過去10年間の首都圏の中古マンション価格推移です。

首都圏中古マンション価格推移
マンション価格
2014 2,727万円
2015 2,892万円
2016 3,048万円
2017 3,195万円
2018 3,333万円
2019 3,442万円
2020 3,599万円
2021 3,869万円
2022 4,276万円
2023 4,575万円

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構 REINS TOWER

2014年~2023年は右肩上がりで上昇してきていることが分かります。
また、上記期間中は新築マンション価格も同様に大きく上昇しています。
以下は、国土交通省による不動産価格指数です。

不動産価格指数の推移

画像出典:国土交通省 「不動産価格指数(令和6年4月・令和6年 第1四半期分)を公表

グラフを見ると、2012年あたりからマンション価格が大きく上昇していることが分かるでしょう。
これは、2013年より始まったアベノミクスや2021年の東京オリンピックなどの影響によるものです。
新築マンションの価格がここ10年で2倍ほどになり、都心のマンションなどは一般の人には手が出せない価格になりました。 このため、新築マンションではなく中古マンションを求める方が増え、中古マンション価格も新築マンションの価格と同様に上昇しているのです。

一方で近年では、【3年ぶり】首都圏のマンション価格が13%下落!内訳と今後のマンション価格動向でご紹介した通り、これまでバブルとも噂されてきたマンション価格も落ち着きを見せています。
こうした状況もあり、中古マンション価格も横ばい傾向にあると考えられるのです。

今後の見通し

今後の見通しについては、不透明な部分があるものの、ネガティブな要素として、日本の利上げが挙げられます。
2013年以降、アベノミクスでは異次元の金融緩和政策が進められ、非常に低い金利で融資を受けることができました。 家を買い求める人の住宅ローンや、投資用物件を購入する方のアパートローンなども非常に借りやすかったためです。

しかし、コロナ禍を経て、世界各国が利上げをする中、2024年には日本も利上げを行っています。
まだ大きな影響は見られませんが、今後も利上げを行っていく場合、住宅ローン金利やアパートローン金利にも影響が及ぶ可能性があります。一般的に、金利が上がると不動産価格は下がる傾向があるため、、結果としてマンション価格の下落につながる可能性は十分考えられるでしょう。
もちろん、今後価格がどのように推移するかは分かりませんが、将来的にマンションの売却を考えている方は、価格が下落する前に、査定だけでも実施するとよいかもしれません。

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まとめ

レインズのマーケットウォッチから、首都圏と関西圏を中心に中古マンション価格推移をご紹介しました。

ここ1年の価格推移を見てみると、どのエリアにおいても概ね横ばい傾向が続いています。 しかし、今後の動向については、現時点では不透明な部分も多いですが、利上げが行われることで住宅ローン金利やアパートローン金利にも影響が及び、マンション価格の下落につながる可能性は十分考えられるでしょう。

将来的にマンションの売却を考えている方は、早めに不動産会社へ相談することをおすすめします。
下記より、お気軽にお問い合わせください。



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逆瀬川 勇造

大学卒業後、地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より不動産会社に入社。不動産会社では住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。2018年より独立し、2020年合同会社7pocketsを設立。
金融や不動産分野におけるコンテンツにおいて、現場での経験を活かし、読者の方が悩みやすいポイントを分かりやすく解説することを心がけている。
⇒逆瀬川 勇造さんの記事一覧はこちら

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