- ゲストルームとはマンションの入居者の客人が宿泊することのできる共用施設
- ゲストルームには多くのメリットがあるものの、ルールや注意点など事前の確認が重要
- 高級マンションや大規模マンションにはゲストルーム以外にも魅力的な共用施設がある
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マンションには自分の部屋のみでなく、さまざまな設備が備えられているケースがあります。便利な設備もマンションの魅力の一つなので、物件選びのポイントとして考えている方も多いでしょう。
そんなマンションの設備の一つとして高い人気を集めているのが「ゲストルーム」です。実際に利用したことがない方の場合、イマイチどんな設備なのかわからないという方も多いかもしれません。今回は、人気のマンション設備の一つであるゲストルームとはどんなものなのか、利用の方法、注意点などについてご紹介します。
マンションの「ゲストルーム」とは
ゲストルームは、一般的に高級マンションや大規模マンションなどに備えられている設備の一つです。一般的なマンションにはあまりないため、存在を知らないという方も少なくないでしょう。そこで、まずはゲストルームとはどのような設備なのか、詳しくご紹介します。
ゲストルームとは
ゲストルームとは、その名の通り来客向けの部屋のことで、マンション入居者が迎えた客人が宿泊できる部屋です。それぞれの部屋に備えられたものというわけではなく、共用設備の一つで多くの入居者が利用できるようになっています。
大規模なマンションになると、さまざまなタイプのゲストルームが複数設けられているケースもあります。ゲストルームの設備などはマンションによっても異なりますが、一般的にはベッドや家電など生活に必要なものがそろっています。つまり、マンションの一室やホテルのような感覚で宿泊することができる施設と言えるでしょう。
ゲストルームにもさまざまなものがありますが、一般的にはマンション側で運営されており、利用する際には料金が発生します。
ゲストルームはどんなマンションにある?
前述の通り、ゲストルームは高級マンションや大規模マンションなどに備えられている設備です。その割合としてはマンション200戸に一つ程度と言われています。それだけ、貴重な設備と言えるでしょう。
ゲストルームがあるマンションはかなり高級であるケースが多いことから、一つのステータスと考えることもできます。
ゲストルームを利用するメリット
マンションに来客があった場合、「自分の部屋に宿泊してもらえばいいのでは?」と考える方も多いかもしれません。実際に、ゲストルームがあるような高級マンションの場合は複数の部屋が備えられているケースも多く、来客に対応できるでしょう。
とはいえ、自分の部屋に宿泊してもらうとなれば、お互いに何かと気を遣ってしまうものです。とくにそれほど親しい仲ではない相手の場合、失礼にならないように準備する必要もあります。
そこで、ゲストルームを利用すればお互いに気を遣うことなく、ある程度の距離感を保ちながら宿泊してもらうことができます。また、ゲストルームはマンション側でしっかりと管理されているので、事前に掃除などの準備を行う必要もありません。
加えて、風呂やトイレなどを共用しなくてもいいといった点もメリットとして挙げられます。人によっては「他人の家で風呂などを使用するのが嫌」というケースもあるでしょう。その点、ゲストルームであればホテルのような感覚で気兼ねなく利用してもらえます。
自室以外に宿泊してもらう方法としては、近くのホテルなどの利用も考えられます。しかし、たとえ近くにホテルがあったとしても建物は離れているほか、一緒に部屋で過ごすことはできません。それに対してゲストルームであれば、室内で相手をもてなしながら一緒に過ごすことができるという点も大きなメリットです。
このようにゲストルームには多くのメリットがあるので、人気の設備の一つとなっています。
ゲストルームの料金
ゲストルームはマンションの共用施設ですが、利用料が発生するケースがほとんどです。料金はマンションによって異なり、1泊あたり数千円程度が相場です。高級マンションなどの場合は、料金が高めに設定されているケースもあるものの、同じ立地のホテルなどと比較すると安価で利用できるようになっています。
ゲストルームはどんな場所にある?
ゲストルームは基本的にマンション内の一室といった形で備えられているケースがほとんどですが、来客をもてなすための部屋という意味合いがあることから、見晴らしのいい高層階などに置かれているケースも少なくありません。高級マンションになると、設備も豪華でさまざまな来客に対応できるようになっています。
ゲストルームの利用方法と注意点
前述の通りゲストルームは一部の高級マンション、大規模マンションにしかない設備ということもあり、利用する機会は限られるでしょう。そこで、ここではゲストルームの利用方法と注意点についてご紹介します。
ゲストルームはどうやって利用する?
ゲストルームの利用方法はマンションによって異なります。基本的には事前の予約が必要なので、管理室やフロントなどに連絡して希望の日時を伝えるという形になります。あとは当日にキーなどを受け取って、ゲストに宿泊してもらうという流れです。そして翌日にキーを返却します。
料金についてはその場で支払うケースが多いですが、管理費にプラスして請求されるという場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
ゲストルーム利用時の注意点
ゲストルームを利用する際にはいくつかの注意点があります。そこで、いくつかのポイントに分けてご紹介します。
長期宿泊はできない
ゲストルームはあくまで短期の滞在のための施設です。マンションによってルールは異なりますが、基本的には1泊のみの利用となっているケースがほとんどです。2泊以上の利用が可能なマンションもあるものの、条件が設けられていることが多いため、管理会社などに確認しておきましょう。2泊以上の宿泊が必要な場合は、ゲストルームではなくホテルなどの利用も検討しましょう。
予約が取りにくい時期もある
年末年始や連休、近くでイベントなどが開催される際には利用希望者も増えるため、なかなか予約が取れない場合があります。ゲストルームの数はマンションによっても異なるものの、限りがあります。そのため予約が取りにくい時期の利用を検討しているのであれば、早めに予約や問い合わせをしておくようにしましょう。
チェックインとチェックアウトの時間を守る
ゲストルームも、ホテルと同じようにチェックインとチェックアウトの時間が定められています。とくに多くの人が利用する時期になるとゲストルームのスケジュールもタイトになり、守らなければ多くの方に迷惑をかけることになるため注意が必要です。
ゲストルームのルールを守る
この点はマンションによって異なりますが、ゲストルームにはさまざまなルールが設けられています。基本的には「発生したゴミを持ち帰る」「利用者以外の人の連れ込みの禁止」といったルールが定められているケースがあります。ルールを守らなければ違約金を請求されたり、今後の利用ができなくなったりする可能性があるため注意しましょう。
他の住民に配慮する
ゲストルームとはいってもマンションのなかにあるため、当たり前ですが周囲では他の住民が通常通り生活をしています。そのため、一般的な集合住宅で暮らす場合と同じように周囲に配慮することが大切で、大きな音を立てて騒ぐなどは厳禁です。
ゲストルーム以外にもある便利な共用施設
ゲストルーム以外にも、高級マンションにはさまざまな共用施設が用意されているケースがあります。そこで、ここではゲストルーム以外にもある便利な共用施設をご紹介します。
パーティールーム
たくさんの人を呼んでパーティーをする際に利用できる、パーティールームが設けられているマンションも少なくありません。マンションによって広さは異なりますが、20〜30人程度でも十分にパーティーが行えるスペースが備えられていることもあります。
単に場所が利用できるのみでなく、パーティーに必要な机やテーブル、食器などが用意されているというケースもあります。多くの人で集まって楽しい時間を過ごしたいという方には、うれしい設備でしょう。
ビューラウンジ
上層階に、マンション住民が自由に利用できるビューラウンジが設けられているマンションもあります。ここでは住民同士で集まって会話を楽しんだり、ゆっくりと夜景などを楽しんだりすることができます。
マンションによってはキッチンや食器などが備えられているケースもあるほか、ビューラウンジを利用したイベントなどを定期的に行っているマンションもあります。
ワークスペース
仕事や勉強などに集中することができるワークスペースも、人気の設備の一つです。それぞれのデスクには仕切りなどが設けられており、仕事や勉強といった作業に集中することができます。家ではあまり仕事や勉強などが進まないという方には、うれしい設備ではないでしょうか。
キッズスペース
雨の日などでも子どもを自由に遊ばせることができる、キッズスペースが設けられているマンションもあります。都市部などで、なかなか安心して子どもを遊ばせる場所がないという場合でも、キッズスペースがあれば手軽に遊ばせることができます。
身体を動かすための施設
スポーツジムやプールといった、身体を動かすための設備が用意されているマンションもあります。あまり身体を動かす機会がないという方には打ってつけでしょう。住民であれば自由に利用できる場合や、利用費を支払って利用するケースなどがあります。
共用施設があるマンションの注意点
共用施設の多くは、マンションの住民がより快適に暮らすためのものです。しかし、さまざまなルールが設けられているケースも少なくありません。
ゲストルームの場合も、料金さえ払えば何をしてもいいというわけではなく、さまざまなルールが設けられています。そのため、利用する前にしっかりとルールを守ることが大切です。最後に共用施設があるマンションの注意点をご紹介します。
ルールを守って使用する
これは当たり前のことですが、共用施設は分譲されている部屋と違って自分だけのものではありません。そのため、ルールを守って利用することが大切です。ルールを守らないと人に迷惑をかけてしまうだけでなく、違約金などが発生するケースもあるため注意が必要です。
管理費が割高になるケースも
共用施設が充実しているマンションの場合、それだけ管理にコストがかかります。そのため、一般的なマンションなどと比較すると、管理費が割高に設定されているというケースも少なくありません。共用施設が充実しているマンションを購入する際には、価格だけでなく管理費も事前に確認しておくようにしましょう。
別で料金が発生することも
共用施設はすべて無料で利用できるわけではありません。ゲストルームの利用に料金が発生するのと同じように施設の利用のたびに料金が発生する場合もあるため、確認しておくようにしましょう。
ゲストルームを上手に利用しよう
現在の日本では、ゲストルームがあるマンションは決して多くはありませんが、来客時にもおもてなしをすることができるため、便利な施設であると言えるでしょう。
さらにゲストルームなどがあるマンションの場合、その他の施設も充実しているケースがあるので、マンションを選ぶ際には共用施設もチェックしてみましょう。
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