大塚駅周辺の住みやすさは？治安や口コミ・家賃相場・子育て事情など住み心地を解説

大塚は、東京都豊島区にあるエリアです。新宿区や北区、板橋区などに隣接し、中央区へのアクセスもしやすい位置にあります。北大塚1～3丁目と南大塚1～3丁目の世帯数合計は1万9,784世帯、人口合計は2万9,727人です。ここでは、大塚エリアの交通アクセスや周辺環境をチェックします。

出典：豊島区役所 「町丁別の世帯と人口（令和4年12月1日現在）」

大塚駅には、JR山手線、都電荒川線が乗り入れています。JR山手線に乗れば、池袋駅まで約3分、新宿駅まで約13分、渋谷駅まで約19分と、乗り換えなしでアクセス可能です。また、大塚駅から徒歩10分ほどの場所には、東京メトロ丸の内線の新大塚駅があります。丸の内線を利用すれば、東京駅まで乗り換えなしで約14分です。大塚駅と新大塚駅を併用できれば、交通アクセスはさらによくなります。

また、JR線の高架下にある都電荒川線の大塚駅前駅を利用すると、早稲田駅まで約25分、王子駅前駅まで約14分でアクセス可能なため、都内での移動に関しては非常に利便性が高い立地にあります。

大塚駅周辺には、さまざまな公共施設があります。公共施設の例としてまず挙げられるのが、大塚駅から徒歩約3分で行ける南大塚地域文化創造館です。本施設は、南大塚ホールと併設されており、調理室や音楽室、会議室など多目的に利用できます。駅から徒歩4分ほどの場所には、行政サービスを提供している豊島区 東部区民事務所があるため、利便性も抜群です。

また、駅から徒歩約8分のところに豊島区立巣鴨図書館があり、子ども向けのおはなし会も行われています。公園については、大塚駅から徒歩約4分で園内にSLが展示されている豊島区立大塚台公園、徒歩約8分で色鮮やかな遊具が揃っている豊島区立北大塚公園へアクセス可能です。

大塚駅直結で行くことができるJR大塚南口ビルの地下1階から地上4階までの5フロアに入っているショッピングモールのアトレヴィ大塚は、レストランやカフェ、アパレルショップなどさまざまな店舗があり、大塚駅利用者に人気の買い物スポットです。

大塚駅周辺には、遅い時間まで営業しているスーパーマーケットがあります。たとえば、駅から徒歩約1分で行けるデリド アトレヴィ大塚店は、22時30分までの営業です。同じく駅徒歩約2分のスーパーシマダヤ大塚店は23時15分まで営業しています。さらに駅から南に徒歩約8分のマルエツ プチ 新大塚店や徒歩約10分のピーコックストア上池袋店などは24時間営業しており、幅広いライフスタイルの世帯が利用できます。

また、駅周辺には商店街も複数あって便利です。駅の南口側にあり果物店や青果店、書店などの個人店が並ぶサンモール大塚商店街や、駅の北口側にあり「モダンとレトロの歴史の街」を謳っている大塚銀の鈴通り商店街のほかにも、駅周辺にコンビニも複数あるなど、日常的な買い物ができる場所は多数あります。

大塚エリアを管轄する大塚警察署のデータによると、刑法犯発生件数は2019年295件、2020年185件、2021年193年と、徐々に減っています。特に窃盗犯の件数が近年減少、治安水準は向上傾向にあります。大塚駅のある豊島区では、24時間365日、パトカーが2車両体制で区内のパトロールを実施しているため安心です。ただし大塚駅の南北にある北大塚2丁目と南大塚3丁目には居酒屋や風俗店が比較的多く、子育て世帯は避けた方がより安全です。

出典：警視庁 「大塚警察署 過去5年間の刑法犯の推移」

ここからは、大塚駅周辺が住みやすいとされる理由について解説します。

利便性のよさとしてまず挙げられるのが、大塚駅の1駅隣にある池袋駅の存在です。池袋駅は多くの人が知っている都内屈指のターミナル駅で、JR山手線をはじめ、4社8路線が乗り入れています。池袋駅周辺には大型の複合商業施設が立ち並ぶだけでなく、池袋駅を起点にすることで幅広い場所へのアクセスが可能となります。

また、大塚駅から徒歩約10分の場所に、東京駅まで乗り換えなしの約13分で行ける新大塚駅があります。大塚駅・池袋駅・新大塚駅の3駅を上手に活用することで、通勤通学の利便性が向上します。また、大塚駅からは池袋駅を経由して上野公園へ向かうバスと、錦糸町駅前に向かうバスがでています。

大塚駅周辺には、病院・クリニックが多くあります。診療科目も眼科や耳鼻咽喉科、内科など幅広く、かかりつけ医を見つけることは難しくありません。大塚駅から徒歩約3分の立地には大塚山田脳神経外科クリニック、徒歩約1分の場所には精神科や心療内科を行っている大塚メンタルクリニックがあるなど、医療機関の種類は多種多様です。

また、大塚駅周辺には、小児科を持つクリニックも7ヶ所ほどあります。子育て世帯にとって、小児科の有無は非常に大切なポイントです。また、土曜日も診療に対応している小児科クリニックが多いため、子どもが突然の体調不良に襲われても比較的すぐにかかりやすいといえます。

大塚エリアは、共働き家庭の子育てに適した環境や待機児童対策、子育て支援への取り組みなどを行っているため、ファミリー層が住む場所としてもおすすめできます。ここでは、大塚エリアが子育て世帯におすすめできる理由について、4つに整理して解説します。

大塚駅周辺は、共働き世帯にも子育てしやすい環境が整っています。共働き世帯にやさしいことの裏付けとして挙げられるのが、豊島区が「共働き子育てしやすい街ランキング2020」（日経BP）で第2位に選ばれたことです。

豊島区が大きく変わるきっかけは、2014年に23区で唯一、日本創生会議が発表した「消滅する可能性のある都市」に選ばれたことでした。豊島区はそこから「子どもと女性にやさしいまちづくり」を推進し、数々の施策を実行しています。たとえば、認可保育所の定員数増加や、認可外保育所利用世帯に対する差額補助などが例として挙げられます。保育園の充実は、共働き世帯にとって不可欠ともいえる要素です。

豊島区では待機児童対策事業を推進しており、認可保育園の入園待機児童を解消するための緊急対策として、区が一時的に認可外保育施設を整備しています。保険料の減免・免除制度も定められていて、2021年4月1日と2022年4月1日の2年連続で、待機児童ゼロを達成しました。

出典：東京都庁 「区市町村の状況【表4】」

大塚エリアをはじめとした豊島区では、子育て支援への取り組みに力を入れています。子育て支援策の例として挙げられるのが、「としま鬼子母神プロジェクト」です。同プロジェクトは、誰もが安心して子どもを産み育てられる地域社会の実現を目的としています。民間事業者の協力も得て、子育て情報や20～30代の若者に向けての健康情報などの発信を行う鬼子母神plus、子育てアプリ「としま もっと見る知る」の提供などが主な取り組みです。
また子どもショートステイ事業として、一時的に児童の養育が困難になった保護者に代わり、施設や区内の協力家庭で養育する取り組みも行っています。

大塚駅から徒歩10分の場所に「あそべるたいそうきょうしつASSO」があります。地域密着型の室内公園で、遊びのなかでとにかく体を動かしたいという子どもや、天気が悪くて外で遊べないといった場合に活用できます。完全会員制の施設のため、安心安全に過ごせる環境のなかで、他の保護者や子どもとの交流も可能です。また、隣駅の池袋にはサンシャイン水族館や絶対空間リアル密室脱出ゲームなどのレジャースポットが豊富にあるため、お出かけ先の候補地としておすすめです。

大塚駅南口から徒歩2分ほどのところに、子育てできるシェアオフィス「RYOZANPARK大塚」があります。2歳から5際までの子どもを対象としたプリスクール「Ryozan Park大塚Preschool」が併設されているため、子どもを預けたらすぐに仕事に取りかかることができます。

子どもの近くで働けることは安心感にもつながります。同施設は、外国人教師と保育士による「遊びながら学べる英語保育カリキュラム」が大きな特徴です。子どもに学びを押し付けるのではなく、遊びながら楽しんで学習できる点が、魅力となっています。ファミリー世帯のリモートワークに、大いに活用できるでしょう。

大塚エリアにファミリーで住む際は、近くに大型のスーパーが少ない点に注意が必要です。コンビニエンスストアに販売していない日用品などは、時間的に余裕のある休日にまとめて購入しておくと安心です。

また、大塚駅周辺は、比較的交通量の多いエリアです。春日通や南大塚通りなどの大通りがあり、子どもだけで通行させるのは少々不安に感じるかもしれません。騒音や排気ガスに関する注意だけでなく、住み始めてすぐの頃は必ず親子一緒に出かけるなど、交通事故回避に対する意識を持つことも重要です。

ここからは、大塚駅周辺にある物件の傾向や家賃、購入費用の相場をご紹介します。

出典：ピタットハウス 「JR山手線の家賃相場から探す」
※2023年1月23日現在

大塚駅周辺の賃料相場は、JR山手線沿線のエリアとしては比較的安価な方であり、都内で交通アクセスがよい場所に家族で住むための選択肢として十分に魅力があります。
山手線の隣駅である池袋駅周辺の賃料相場は1LDK・2K・2DKで16.4万円、2LDK・3K・3DKで25.2万円と、間取りが広くなるほど大塚駅周辺の物件の賃料相場と差が開きます。都心に近く、広い間取りの賃貸を検討しているファミリー層は、大塚駅周辺を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

直近2年以内に行われた中古マンションなどの不動産取引価格情報によると、平成26年に建築された駅徒歩3分の2LDKは6,200万円で取引されており、平成29年に建築された駅徒歩6分の3LDKは7,000万円で取引されていました。

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出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2022年12月14日現在

直近2年以内に行われた土地と建物の不動産取引価格情報によると、令和３年に建てられた駅徒歩９分の一戸建て（延床面積85㎡）は7,700万円で取引されており、同じく令和3年に建築された駅徒歩10分の戸建（延床面積95m²の物件）は7,500万円で取引されていました。

出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2022年12月14日現在

大塚駅は、山手線沿線にあるため交通アクセスがよく、池袋駅の隣にあることから非常に暮らしやすいエリアです。また、子育て支援への取り組みにも積極的で、ファミリーにおすすめのエリアだと考えられます。

大塚への引っ越しを検討している方は、下記よりお気軽にご相談ください。

※記事内における料金や所要時間等は、あくまでも目安です。（2022年1月現在）
 

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