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賢い物件選び!ライフスタイルに合わせたインターネット環境を考えよう

更新日:2021.03.31

賢い物件選び!ライフスタイルに合わせたインターネット環境を考えよう

物件を選ぶときに、よく見かける「インターネット完備」と「インターネット対応」の違いについて知らない方も多いでしょう。家で映画を観たい人やテレワークに使う人など、さまざまなライフスタイルごとにインターネット環境を考えた物件選びの大切さを解説します。

  • インターネット対応物件は入居後に工事や契約が必要な分、自分でプロバイダが選べる
  • インターネット完備物件は入居後即インターネット利用できるので手軽に楽しめる
  • ライフスタイルに合ったインターネット環境を整えよう

もくじ

  1. インターネット環境も物件選びの決め手の一つとして考えよう

    1. リモートワーク

    2. 動画配信サービス

    3. オンラインゲーム

    4. SNS

    5. 現代人の自宅環境にインターネットは欠かせない

  2. 注意したいインターネット「対応」と「完備」の違い

  3. 建物自体に回線が引かれていない場合の選択肢

    1. その1:回線を共有するマンションプラン導入を大家と管理会社に相談する

    2. その2:個人的に戸建プランで部屋に直接回線を引く

    3. 大家と管理会社を説得するには、誠実な姿勢が重要

  4. 自身が求めるインターネット環境について改めて考えてみよう

    1. インターネットに対応していない物件も選択肢に

    2. モバイルWi-Fiを契約する

    3. ケーブルテレビ対応物件を検討する

  5. 「インターネットをどう使いたいか」を具体的にイメージして物件を選ぼう

物件情報には「インターネット完備」「インターネット対応」など、ネット環境についても記載されているものがあります。しかし、この表記を見てインターネットが使える物件ということはわかっても、どのような違いがあるのかはわからない方も多いのではないでしょうか。物件を選ぶときには、それぞれの表記の違いを知っておくことが大切です。

インターネットを日常的に利用する現代において、間取りや家賃だけではなく、インターネット環境も物件選びの大切なポイントと考えましょう。今回は、物件探しに役立つインターネット環境に関する表記や、自身のライフスタイルに合わせたインターネット環境の選び方について解説します。



   
 

インターネット環境も物件選びの決め手の一つとして考えよう

現代人は毎日、スマートフォンやタブレットなどでインターネットを活用しています。調べたいものがあるときに、何でも検索をするのが当たり前という現代において、自宅のインターネット環境の整備は重要事項です。 一人暮らしの部屋探しをするときにも、インターネット環境を事前にチェックをしておかないと、引っ越し後に自身で手続きや工事の手配が必要になったり、共用回線がついているものの、通信速度が遅くて不便な思いをしたりするリスクがあります。まずは日常的にどんな場面でインターネットを使用しているのかを考えてみましょう。

リモートワーク

コロナ禍で自宅での作業の必要性が増しているだけに、「インターネット環境がないため対応できません」とは言えません。オンラインミーティングやWeb会議にも、インターネット回線が必要です。昨今は働き方自体も見直されてきているので、リモートワークを前提にした自宅のインターネット環境の整備が重要になるでしょう。

動画配信サービス

巣ごもり需要で人気がさらに高まった動画配信サービスを利用するにも、インターネット回線が必要です。見たかった映画や見逃した番組の配信、投稿された動画を自宅で楽しむ人が増えています。動画をストレスなく見るためにも、快適なインターネット環境を整備しましょう。

オンラインゲーム

お休みの日にオンラインゲームをするにも、インターネット回線が不可欠です。しかも、友だちと会話しながら遊べるオンラインゲームは、貴重なコミュニケーションの場として人気を集めています。通信速度を気にせずプレイするためには、インターネット環境が整った物件だと安心です。

SNS

SNSを楽しむのにもインターネット回線は重要です。とくにSNSで動画をスムーズに再生したい場合や、音声SNSなどを利用している方にとって、物件そのものにインターネット環境が整っているのはポイントとなるでしょう。

現代人の自宅環境にインターネットは欠かせない

ピックアップしてみると、私たちが日常的にインターネットを頻繁に利用していることがよくわかります。自宅にインターネット回線が整っているほど、快適な利用を楽しめるでしょう。それを踏まえると、インターネットが利用可能な物件を選ぶことの重要性が伝わるのではないでしょうか。



   
 

注意したいインターネット「対応」と「完備」の違い

注意したいインターネット「対応」と「完備」の違い

インターネット環境に注目して物件探しをすると、「インターネット対応物件」「インターネット完備物件」などと記載に気づいた方もいるでしょう。この二つの表記については、入居後にインターネットを使用するための工事などが必要か、何もせずに利用可能なのかが大きな違いと言えます。インターネットを利用するためには、インターネット回線とプロバイダ契約が必要なことを覚えておきましょう。

インターネット回線 インターネット回線は、ネットワークに接続するために不可欠です。実はこのインターネット回線がないと、インターネットを利用することができません。
プロバイダ契約 インターネットを管理してサービス提供している会社が、プロバイダです。プロバイダと契約して初めてインターネット利用ができるようになります。

上記の二つがそろって、初めてインターネットが利用できるようになることを覚えておきましょう。

「インターネット対応物件」は工事をすればインターネット利用が可能

「インターネット対応」と書かれている物件は、その建物の近くにある電柱から、建物共有部分にまでインターネット回線工事が完了した状態を指します。ただ、実際に部屋で使用するためにはインターネット回線の引き込み工事が必要であり、工事費も自身での支払いとなります。プロバイダ契約も自分でするため、引越後すぐにインターネットを使いたいと考えている人は、注意が必要です。

ちょっと面倒な気がするかもしれませんが、インターネット環境にこだわりたい場合は選択の自由がある設定とも考えられます。仕事で使うので、通信速度が不安定になるのは困る場合や、映画を観るために安定したプロバイダを選びたい人にとっては、魅力的なポイントとなるでしょう。インターネット対応物件に入居してすぐにオンライン状態にしたい場合は、入居前にプロバイダの申し込みを完了しておくことをおすすめします。

「インターネット完備物件」は工事不要!すぐに利用が可能

インターネット完備と書かれている場合は、インターネット対応物件であることにプラスして、共有部に引かれた回線が各部屋にまで開通し、プロバイダ契約も完了している物件となります。入居したらすぐにインターネットを使えるのが、インターネット完備物件です。

そのため、回線工事費用が無料で、工事手配やプロバイダ契約などの手間がかからないという意味では、インターネットにくわしくない人にありがたい、便利な物件と言えるでしょう。インターネット完備の物件を選ぶ際に注意したいのが、インターネットの通信速度です。共有回線なので、使用状況次第でインターネットが遅くなるリスクがあります。そのことも考慮したうえで、物件を選ぶようにしましょう。



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建物自体に回線が引かれていない場合の選択肢

建物自体に回線が引かれていない場合の選択肢

物件によっては、インターネット回線自体が引かれていないこともあります。その場合は、インターネット回線会社やプロバイダに、その建物が工事をすればインターネット使用可能かどうかを確認することから始めましょう。工事をすればインターネットが使える場合、解決方法としては下記の二つが考えられます。

その1:回線を共有するマンションプラン導入を大家と管理会社に相談する

インターネット回線を引くプランとして、アパートやマンション全体で、インターネット利用者が一定数以上いることを前提としたマンションプランがあります。マンションプランの導入を大家と管理会社に相談するのが一つの方法です。

マンションプランを導入するには、工事が必要です。工事では建物の外壁に数か所に小さな穴を開けるケースもあります。大家や管理会社にとっては所有する建物に、工事で傷をつけられたくないと考える人もいます。外壁に穴を開ける工事が必要な場合は、建物の強度を心配して工事を断るケースがあることを想定しておきましょう。

断られたからといって、大家の許可を得ないまま工事を進めてはいけません。大家に無許可で工事を進めたことが、トラブルに発展するケースもあります。必ず合意を得ることが、回線導入には必要です。不動産会社や管理会社が間に立っている場合は、不動産会社や管理会社を通してお願いしましょう。

その2:個人的に戸建プランで部屋に直接回線を引く

インターネット回線を引く方法には、複数人の回線使用が前提となるマンションプランのほかに、戸建プランもあります。戸建プランは、部屋に直接回線を引く方法です。建物全体に回線を引くマンションプランよりも手軽で、条件的に導入しやすい点がメリットです。ただし、導入するためには、マンションプラン同様に工事が必要になります。戸建てプランの場合も、大家や管理会社の賛成が得られないケースがあるようです。

大家と管理会社を説得するには、誠実な姿勢が重要

大家や管理会社の不安を取り除き工事の許可を得るには、丁寧な交渉が必要です。工事と言っても大がかりなものではなく、線を引くための小さな穴を開ける程度の工事であることなど、具体的な工事内容を伝えることが不可欠と言えます。回線会社によっては、退去時にその穴の補修まで対応してくれるところもあります。

まずは、工事の内容や建物への影響、退去時のことなどを細かく回線会社に確認しましょう。そのうえで、大家と管理会社双方に誠意を持って工事のプロセスや退去時の対応まで説明したうえで、相談してください。



   
 

自身が求めるインターネット環境について改めて考えてみよう

自身が求めるインターネット環境について改めて考えてみよう

インターネット環境と住まいについて考えるときに意識したいのは、ライフスタイルです。大きなデータを仕事で扱うから通信速度が何よりも重要と考える方や、インターネットは電車やカフェなどの外出先での利用がメインなど使用スタイルはさまざまです。

まずは、自分がどのようにインターネットを使用しているか、考えてみましょう。そうすることで、自身がインターネット環境に求めていることが見えてきます。ライフスタイルによっては、どんなインターネット環境の物件でも困らないということも実はよくあるのです。そのため、重要度をきちんと見極めることが必須と言えるでしょう。

インターネットに対応していない物件も選択肢に

せっかくインターネット対応の物件を選んでも、共有回線がゆえに通信速度が遅いこともあります。使いにくさを感じて、わざわざ別回線を契約する場合は、二重でインターネット使用料を支払うことになってしまうケースもあるでしょう。家にいる時間が短く、出先でのインターネット利用が多いからと別回線を契約するのも同様です。それでは、インターネット対応の物件を選んだ意味がなくなってしまいます。

自分もそうかも知れないと思った人は、いっそのことインターネットに対応していない物件も選択肢として考えてみてください。インターネット非対応の物件を視野に入れると、候補が増えます。つまり、自分の希望により近い物件と出会えるチャンスが広がるということです。

インターネット対応物件に比べると、非対応物件は家賃が安くなる可能性もあるでしょう。家賃は毎月固定となる支出なので、安く抑えられるのは嬉しいものです。自身のインターネットの使い方をよく考えて、インターネット回線が建物についている必要があるのか、検討してみてください。

モバイルWi-Fiを契約する

建物にインターネット環境がない場合、モバイルWi-Fiを契約する方法があります。モバイルWi-Fiとは、インターネットに接続するために必要なモバイルWi-Fiルーターのことです。工事の必要がなく、電波がある場所ならどこでもインターネットに接続できます。携帯電話会社でモバイルWi-Fiのレンタルサービスをしているところも増えているので、まずは、自身が使っている携帯電話会社に問い合わせてみましょう。

モバイルWi-Fiの利用には、モバイルWi-Fiルーターの本体代と、月額使用料が必要です。インターネット非対応物件でも、モバイルWi-Fiがあればインターネット環境を手に入れることができます。家だけでなく通勤や通学など、外出先でもインターネットを利用したい方には、モバイルWi-Fiはおすすめです。持ち運び可能なポケットサイズですから、外出先でもどこでも快適にインターネットが利用できます。

ケーブルテレビ対応物件を検討する

ケーブルテレビのインターネットサービスは、ケーブルテレビの回線を通してインターネット接続するタイプのサービスです。山間部や立地条件の関係で電波が届きにくい場所にも安定して電波を届けられるのが特徴で、そういったエリアにある物件でよく導入されています。ケーブルテレビサービスに対応している物件の場合、ケーブルテレビ視聴登録と同時にインターネット契約をすることが可能です。

「インターネットをどう使いたいか」を具体的にイメージして物件を選ぼう

インターネット環境にこだわりたい人は、自身でプロバイダを選択できるインターネット対応物件がおすすめです。またインターネットに接続できれば、通信速度などにはこだわらないという人には、入居後すぐにインターネット利用ができるインターネット完備物件が便利でしょう。

自身がどのようにインターネットを利用するかをよくイメージして物件選びをすると、本当に必要な条件が見えてきます。これからの時代、インターネット環境の必要性はより高まることが想定されますが、どうやってその環境を整えるかは一人ひとりの自由です。ライフスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。



   
 



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