浦安市の住みやすさは？治安や口コミ・子育て支援・東京に隣接する街の魅力を解説

千葉県の北西部に位置している浦安市は県内で最も東京に近い市で、都心へのアクセスがよいことからベッドタウンとして発展してきました。
そんな浦安市は、下記のように５つのエリアに分けられます。

浦安市は東京ディズニーリゾート®の街として全国に知られていますが、昔から海と川と関わりながら生活してきた漁師町としての面影が残っており、古き良き日本の街並みや商店街の雰囲気も楽しめる街です。近代的な都市と昔ながらの街並みというそれぞれの魅力を感じられるのは、浦安市の特徴といえます。

また、浦安市の「住民基本台帳人口および世帯数の推移」をみると、年々人口は増え続けている状況が読み取れます。2011年の東日本大震災で人口増加率は下がりましたが、2013年からは再び上昇しており、2023年10月時点で人口は17万,859人となっています。

では、具体的に浦安市のどのようなところに住みやすさを感じるのか、浦安市の住環境とファミリー向け施設をチェックしていきましょう。

出典：浦安市役所 「おいでよ浦安」

出典：浦安市役所 「住民基本台帳人口」

2023年12月現在、浦安市には17の小学校、9の中学校、4の高校があります。新町地域には、順天堂大学・明海大学・了徳寺大学といった私立大学のキャンパスが立ち並んでおり、教育、文化、商業など多様なライフステージに対応した都心近郊型住居地の開発が進んでいるエリアといえます。

多様なライフステージに対応しているといえば、浦安市の複合商業施設としてイクスピアリが有名です。舞浜駅から徒歩約4分と駅チカで、さまざまなジャンルのレストランやショップ、映画館が入っています。週末には広場でイベントも開催されるなど、子どもから大人まで楽しめるエンターテイメント施設です。

そのほか、新浦安駅から徒歩約2分のMONA新浦安、同駅から徒歩約16分で明海大学前にあるニューコースト新浦安など、生活用品が揃うショッピングモールが充実しています。比較的際立つ商業施設は、新浦安駅・舞浜駅周辺にあり、昔ながらの個人商店は、浦安駅周辺に集まっている傾向にあります。

また、浦安市には病院やクリニックが点在しているので、病状に合わせて診てもらえます。たとえば、浦安駅から徒歩約9分の東京ベイ・浦安市川医療センターは内科や小児科など21の診療科目がある、浦安市において医療連携の中核を担う病院です。

同じく地域医療と救急医療の一翼を担っている、新浦安駅から徒歩約9分のところにある順天堂大学附属浦安病院は、2023年9月1日付で県内2施設目となる高度救命救急センターに指定されました。重症外傷や急性中毒、広範囲熱傷など特殊疾患患者を24時間受け入れることのできる高度な診療機能を有している病院です。
いざというときのためにも、住まいの近くにある病院やクリニックをチェックしておくとよいでしょう。

浦安市は子どもから大人まで楽しめる商業施設のほかにも、公園や子ども向けのイベントを行う文化施設といったファミリー向け施設も充実しています。

たとえば、東京ディズニーランド®の隣にある市内最大規模の公園である浦安市運動公園です。 広大な敷地内にはサッカー場・野球場・テニスコート・屋内水泳プールなどのスポーツ施設があるほか、大型複合遊具で遊べる広場もあります。 公園内の管理棟には授乳・オムツ交換スペースも完備されているので、小さな子ども連れでも安心です。

新浦安駅からバスで約15分の場所にある高洲海浜公園は、海が望める展望の丘や幼児遊具広場、ウォーキングコース、芝生広場、パークゴルフ場などがあり、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層が楽しめます。

また、浦安市は定期的にイベントや演奏会などが開催される文化施設も充実しているので、子どもと一緒にイベントに参加したり、習い事で利用したりできるでしょう。 主な文化施設としては、新浦安駅から徒歩約1分圏内のJ:COM浦安音楽ホール、イオン浦安ショッピングセンターの4階にある市民プラザWave101などがあります。
新浦安駅から徒歩約17分の市役所の隣にある浦安市文化会館は、大ホール・小ホール、練習室、リハーサル室などがあるため、市民の文化活動拠点となっています。

浦安市全体でみると、2022年の犯罪発生件数は人口1万人あたり54.5件でした。 これは、千葉県の平均（52.2件）を少し上回っていますが、犯罪内容の内訳をみると自転車盗難などの非侵入窃盗が多い状態です。そのため、駐輪時はしっかりと鍵をかける、財布やカバンを置いたままにしないなど、日々生活の中で防犯意識を高めておけばしっかりと対策ができるでしょう。

出典：千葉県警察本部 「犯罪統計」

浦安市は、具体的な安全対策を行っています。 たとえば、複数の公園に防犯カメラを設置したり、防犯パトロール車両や必要品の貸し出しを行って市内の防犯性を高めたりするなどです。

また、市内で営業などを行っている事業者による「事業者パトロール隊」という活動も積極的に行っています。これは、業務中などに犯罪や不審者を発見した際に警察への通報・犯罪捜査への協力を仰ぐ活動で、現在では40以上の事業者が協力しています。 散歩や買い物などちょっとした外出でもパトロールの協力をしてもらう「防犯ボランティア」活動も実施しており、現在は350人以上の市民の方が防犯ボランティアとして登録済みです。

このように、浦安市は市民と協力しながら防犯・安全対策に努めている取り組みを行っているので、安心して子どもを育てられるでしょう。

出典：浦安市役所 「防犯」

浦安市では、子育て支援の取り組みに力を入れており、保育施設の経営安定化を目的とした支援や、保育士採用のための取組推進といった私立保育施設の施設整備を進め、2021年4月には待機児童の解消を実現しました。

出典：浦安市役所 「認可保育施設待機児童ゼロ維持のための対応方針」

一方で、新型コロナウイルス感染症の影響による出生数の減少により、市内の園児数が減少し、保育環境も変化しています。この変化に対応するため、浦安市では妊娠・出産から子育ての間における支援にも率先して取り組んでいます。
では、具体的にどのような支援制度があるのか、詳しくチェックしていきましょう。

出産・子育ての環境を整えるために、経済的支援と相談支援が一体となった「出産・子育て応援交付金事業」を実施しています。この支援制度の特徴としては、妊婦1人につき5万円、児童1人につき5万円が支給されるという点です。 児童1人の場合は、合計で10万円の支援を受けられます。

※令和4年4月1日〜令和5年2月28日の間に妊娠届出または出産された方の申請期限は終了。

また、低所得の方向けに初回産科受診料を最大10,000円まで支援する「初回産科受診料の助成」、男性不妊検査にかかった費用に対して最大10,000円まで支援する「男性不妊検査費の助成」など、浦安市が実施している支援制度はさまざまです。

出産後の手続きや相談に関しても、相談窓口やサポートが充実しているので初産の方でも安心できます。 妊娠や出産の支援・助成金について詳しく知りたい方は、浦安市役所のホームページをチェックしてください。

出典：浦安市役所 「妊娠・出産」

浦安市は子育ての支援と助成金も充実しています。たとえば、市内の施設でサービスや割引を受けられるチーパスです。これは千葉県全体が行っている支援で、県内に住んでいる高校生までの子どもまたは妊娠している方がいる家庭を対象に、協賛店にチーパスを提示するとさまざまな子育て支援サービスが受けられるという支援となります。

また、出産後における子育ての悩み相談やサポートが利用できる「子育てケアプラン」もあります。地域の子育て支援員と保健師などの力を借りて、子育てに関する計画を立てられる支援です。これからどのように子育てをすればいいのかわからないと悩んでいる方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

出典：浦安市役所 「子育て支援・手当・予防接種」

ここでは、子育て世帯が暮らすのにおすすめのエリアとして、浦安駅・新浦安駅・舞浜駅の3つを紹介します。浦安市の主要駅となっている3駅周辺は、商業施設やチェーン系のスーパーマーケットなど買い物スポットが充実しているほか、駅前広場や歩道も整備されているのでファミリー層が暮らしやすいエリアです。
それぞれどのような特徴があるのか、チェックしていきましょう。

浦安市の北側に位置し、東京メトロ東西線が利用できる浦安駅は、大手町駅までは乗り換えなしで約15分、羽田空港や成田空港へは約1時間とアクセスがよく、都内への通学や通勤はもちろんのこと、出張や旅行で遠方に行く際も便利です。

日々の買い物も、浦安駅の徒歩約5分圏内に24時間営業のワイズマート浦安本店と西友浦安店があるほか、南口にはまいばすけっと浦安駅前店とダイエー浦安駅前店、北口にはサミットストア浦安駅北口店があるなど、スーパーマーケットが充実しているので困りません。 浦安駅周辺は個人商店も多く集まっており、駅の南口から徒歩約6分の「スーパー木田屋 北栄店」は、お惣菜やお弁当が安く購入できると地元の人から愛されています。

また、子育て世帯には重要なクリニックや小さな病院が駅周辺に点在しているのもうれしいポイントです。駅から徒歩約8分の「東京ベイ・浦安市川医療センター」をはじめとした大きな病院も利用できます。

買い物スポットや病院だけでなく、公共施設や公園といった子育て環境も整っています。 浦安駅周辺には小さな公園が点在しているほか、駅から西側へ徒歩8分ほど行くと、市民の憩いの場になっている江戸川土手があります。 公的手続きで利用することが多い市役所へも、駅からバスに乗り約6分で行けるなど、利便性の高いエリアです。

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浦安市の東側に位置し、JR京葉線が利用できる新浦安駅は、東京駅まで乗り換えなしで約20分、新宿駅や池袋駅など都心の主要駅までは約1時間以内でアクセスできるため、都心への通学や通勤に便利です。

交通の利便性だけでなく、駅から徒歩約2分圏内にはMONA新浦安、イオンスタイル新浦安MONA、アトレ新浦安など、ショップやクリニック・スーパーマーケット等が入っている商業施設も点在しているため、日常の買い物や家族のお出かけにも利用できます。商業施設内にはクリニックも点在しているほか、駅から徒歩約10分の場所には順天堂大学附属浦安病院もあるので急病時でも安心です。

また、新浦安駅周辺は、浦安市のモデルケースとしてバリアフリーによるまちづくりが進んでいます。車いすやベビーカーを利用する方でも駅から駅前広場、商業施設など主要施設まで安心して移動できるように、歩道が整備されているという点が特徴です。

出典：浦安市役所 「新浦安駅周辺地区基本構想」

駅周辺には、公園もたくさんあります。 駅から順天堂大学附属浦安病院へ向かう途中にある市立公園の若潮公園では、芝生広場を中心にきれいな遊歩道が周囲を囲んでおり、隣接している交通公園では、無料で動物と触れ合うこともできます。
新町地域となる新浦安駅周辺は、商業・文化・教育・住宅施設などがバランスよく融合したエリアといえるでしょう。

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浦安市の西側に位置し、JR京葉線が乗り入れている舞浜駅は、東京ディズニーリゾート®の最寄り駅です。 そのため、観光客の利用が多く、常に混雑しているというイメージがあると思いますが、人が多く集まる場所だからこそ商業施設が充実し、交通の利便性が高いというメリットもたくさんあります。

交通アクセスについては、東京駅までは乗り換えなしで16分ほど、新宿駅や渋谷駅など都心の主要駅にも40分前後で行くことができるため、都心への通学や通勤に困ることはありません。

買い物スポットや複合商業施設としては、舞浜駅から徒歩約2分のところにイクスピアリがあります。 施設内にはショップやレストランのほか、成城石井といったスーパーマーケットもあるので食料品の購入も可能です。 歯科クリニックも施設内にありますが、大きめの病院を利用する際は、駅からバスで約13分の順天堂大学附属浦安病院になるでしょう。

東京ディズニーリゾート®と真逆にある駅北口には、舞浜駅前行政サービスセンターがあります。 こちらでは、住民票や印鑑登録、戸籍関連など各種証明書の交付を行っているので、わざわざ市役所へ出向かずとも一通りの手続きを済ませることができます。 さらに、駅と住宅街をつなぐ歩道橋は広く整備されているため、安心して子どもを連れて行くことができます。 北口は南口よりも人が少なく道も開けているので、子どもとのお散歩コースにもおすすめです。

このように舞浜駅周辺は非日常感の溢れる空気に包まれながらも、日常生活を送るうえで便利な施設が揃っている、住みやすい環境といえるでしょう。

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浦安市は、全国で有名な観光地や複合商業施設をはじめとした近代的な都市と、昭和初期の街並みや雰囲気を楽しむことができる魅力的な街です。

妊婦や子育て中の方でも、安心できる支援制度やサポートが充実しており、中でもファミリー層におすすめしたいエリアは、買い物スポットや公園など子育て環境が整っている浦安駅・新浦安駅・舞浜駅の3つです。それぞれエリアの特徴を踏まえ、実際に足を運び、その場の雰囲気を感じ取ってみてはいかがでしょうか。

浦安市への引っ越しを検討している方は、下記よりお気軽にお問合せください。

※記事内における料金や所要時間等は、あくまでも目安です。（2023年12月現在）
 

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