両国駅の住みやすさは？治安や口コミ、ファミリーや新婚の住み心地など周辺環境を解説

両国駅は東京スカイツリーがあることで知られる墨田区に位置し、墨田区の世帯数は16万1,473世帯となっています。その内、両国駅周辺の両国1丁目〜4丁目、横綱1丁目〜2丁目では6,329世帯ほどの割合を占めています。秋葉原駅や錦糸町駅までアクセスしやすく、また海外からの観光客が楽しめるスポットの多い街です。まずは両国の交通アクセスや施設などについて紹介します。

出典：墨田区役所 「令和4年度墨田区世帯人口現況10月分」

両国駅には、JR総武線と都営地下鉄大江戸線の2路線が乗り入れています。JR総武本線なら錦糸町駅まで約4分、秋葉原駅までは約4分、新宿駅までは約23分と、乗り換えなしでアクセス可能です。

乗り換えは必要なものの、渋谷駅まで約32分、池袋駅まで約27分、東京駅までは約18分で向かえます。また、都営大江戸線を利用すれば、つくばエクスプレス線が乗り入れている御徒町駅まで約15分、東京メトロ半蔵門線が乗り入れている清澄白河駅まで約9分で行けるのも便利なポイントです。

両国駅周辺には、学校や観光スポットなど、数多くの施設が充実しています。駅から徒歩10分以内に両国幼稚園、墨田区立両国小学校、両国中学校、徒歩16分ほどの場所には東京都立両国高等学校・附属中学校があります。また両国駅から徒歩4分の場所には両国公園、徒歩10分には緑図書館もあり、子どもが遊んだり学んだりできる環境として申し分ないです。江戸東京博物館は校外学習の場として選ばれることも多く、楽しく日本の歴史が学べるスポットとして人気があります。

両国駅周辺は「相撲の街」として知られます。ちゃんこ鍋などのB級グルメが堪能できる横綱横丁や江戸の空間で食の文化を楽しめる集合施設「両国江戸NOREN」もあり、両国の相撲文化や江戸文化特有の食事が楽しめます。都営両国駅の近くには、リラクゼーション施設もあり、ゆったりした雰囲気も味わえます。

しかし百貨店やショッピングモール、娯楽施設は少ないため、トレンドを楽しめる施設は多くありません。とはいえ、3,000〜5,000円程度の価格帯でも足を運べる飲食店が多く、せんべろメニューを提供している飲食店もあるため、コスパよくグルメを楽しめます。

観光地としての印象が強い両国駅ですが、住みやすさも評価されています。主要駅へのアクセスがよいだけでなく、駅周辺にはスーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアもあります。詳しく見ていきましょう。

両国駅周辺には、映画館やショッピングモールはありませんが、電車ですぐに主要駅へアクセスできます。秋葉原駅へは中央・総武線で約4分・錦糸町駅までは約3分と主要駅までのアクセスがよく、東京駅へも1回乗り換えれば16分程度でアクセス可能なため、出張で新幹線を活用する人にも通いやすいです。

渋谷駅までは山手線に乗り換えて30分程度、新宿駅までは乗り換え不要で20分程度で行くことができます。さらに、両国駅の始発は千葉方面が朝の4時35分、三鷹方面は朝4時58分にあるため、早朝からのアクセスも良好です。

両国駅前には、「まいばすけっと 両国駅東口店」や「両国国技館通り店、八百賢両国店」とスーパーマーケットが充実しています。コンビニエンスストアやドラッグストアも近いため、日用品や消耗品の購入に困りません。駅前にお店が集中しており、仕事帰りにも買い物ができます。

両国駅周辺は江戸文化を残した下町感があり、街自体が落ち着いているのも住みやすさのポイントです。

両国は相撲や両国国技館のイメージが強く持たれていますが、駅の近くには、隅田川や親子で遊べる公園も充実しています。

隅田川周辺ではウォーキングやサイクリングなど子どもやカップルで、自然に触れながらゆったりとした時間を過ごせる環境です。夏には、隅田川花火大会のイベントがあり、少し外へ足を運ぶと地域内で盆踊りや小さなお祭りも実施しています。落ち着きのなかに活気もあり、下町のぬくもりも感じられる街です。

両国駅が位置する墨田区の総犯罪件数は、令和3年墨田区総犯罪件数は1,830件です。両国1丁目から2丁目の犯罪件数は、2022年1月から10月の期間で43件です。一月あたり3件から4件の発生率となっており、犯罪件数が比較的少なく治安がよい地域です。

出典：警視庁 「令和4年区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」

両国駅周辺は、日用品の買い物がしやすい環境が整っており、墨田区独自の子育て支援制度も受けやすい街です。また、ちゃんこ鍋やもんじゃ焼きなど土地柄を反映した飲食店も多数展開されていて、カップルや家族での食事には事欠きません。

両国駅の子どもを持つファミリー層の住み心地は、比較的住みやすいものとなっています。両国駅の近くには、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどがそろっていて、買い物環境に恵まれている駅です。

また、墨田区では子育てに関する支援も充実しています。たとえば、私立幼稚園の入園料を一律4万円補助してもらえる私立幼稚園補助金の制度や、所得制限なしで中学3年生まで保険診療の自己負担分を区が助成してくれる制度、保護者の体調不良などが理由で保育が出来ない際に、一時的な保育のために専門サポーターが自宅まで来てくれるすみだ子育て支援ネット「はぐ（Hug）」などです。

両国は、同棲・新婚カップルなど、穏やかな生活をしたい人たちにぴったりです。駅周辺には隅田川があり、二人でゆったりした休日を過ごせます。また、交通アクセスがよいため、通勤やデートなどで電車移動をする際にも便利です。乗り入れ路線の多い錦糸町駅までは約3分、秋葉原駅までは約4分で到着できます。

最後に両国駅周辺の家賃相場や、中古マンション・一戸建ての取引価格情報について見ていきましょう。

出典：ピタットハウス 「都営大江戸線の家賃相場から探す」
※2022年10月24日現在

両国駅周辺の賃料の相場は、一人暮らし向けの物件だと少し高めに感じるかもしれませんが、二人暮らしやファミリー層向けの物件であれば妥当です。ワンルーム・1K・1DKで約10.8万円、1LDK・2K・2DKで約16.6万円、2LDK・3K・3DKで21.2万円となっています。

両国駅周辺で直近2年以内に行われた不動産取引価格情報によると、単身や二人暮らし向けの間取りである1K～1LDKが多い印象です。ファミリー向けである2LDK以上をいくつかピックアップすると、平成26年に建築された駅徒歩4分の2LDK（50m²）が5,100万円、平成31年建築で駅徒歩4分の3LDK（70m²）が6,500万円で取引されています。

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出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2022年10月24日現在

直近2年以内に行われた土地と建物の不動産取引情報によると、両国駅徒歩2分で平成21年築、面積55㎡の一戸建てが8,500万円で取引されていました。駅の周辺に一戸建ての物件はあまりないため、一軒家へのこだわりがある方は近隣の駅周辺のエリアなども視野に入れて探すことをおすすめします。

出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2022年10月24日現在

両国駅周辺は、区内での子育て支援制度が充実しており、下町ならではの落ち着いた雰囲気もあるため、子育て世帯が暮らしやすいエリアです。駅周辺には相撲文化の根付いた両国ならではのグルメが多く、また観光スポットも充実しています。
両国駅周辺への引っ越しを検討している方は、下記よりお気軽にご相談ください。

※記事内における料金や所要時間などは、あくまでも目安です。（2022年10月現在）
 

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