品川区の住みやすさは？治安や街の魅力など子育て世帯におすすめのポイントを解説

東京23区の南部に位置し、港区や目黒区、大田区に隣接する品川区は、都心へのアクセスがよく教育機関が充実していることから、ファミリー層にも人気のエリアです。また、品川区は高級住宅街から下町情緒あふれる街まで異なる顔を持ち、多面的な魅力を楽しめます。

品川区にはJR山手線やJR京浜東北線、JR湘南新宿ライン、都営地下鉄三田線、東京モノレール羽田空港線など14路線が乗り入れています。山手線は目黒駅、五反田駅、大崎駅があり、目黒駅から渋谷駅までは約5分でアクセス可能です。同じく山手線の目黒駅から新宿駅までは約12分、東京駅まで約21分と、30分以内で都心部に出られます。

また、反対方面の横浜駅までは、湘南新宿ラインを利用すれば大崎駅から23分ほどで到着します。ほかにも14路線が区内を縦横に走っているため、各方面へのアクセスが良好です。

品川区には区立・都立・私立を合わせて小学校が39校、中学校が21校、高等学校が13校あるほか、短期大学が1校、大学が6校と教育施設が充実しています。

また、公園や区立プール、野球場、テニスコートなどのスポーツ施設も数多く、図書館や歴史館、美術館、水族館などの文化施設もあるため、文武両道を目的とした教育に最適な環境が整っています。

出典：品川区役所 「教育・子どもの施設」

品川区には大井町駅直結の「アトレ大井町」をはじめ、「パトリア品川」や「パークシティ武蔵小山 ザモール」などの商業施設があります。パトリア品川では屋上にフットサルコートとテニスコートを有しており、個人での利用だけでなく子ども向けのスポーツスクールも開校しています。また、品川駅にはエキナカ商業施設の「エキュート品川」があり、電車の待ち時間や仕事帰りに立ち寄れるスポットとして多くの利用者から人気です。

品川区では山手線が通る駅周辺を中心に商業施設が併設されており、買い物の利便性が高いことが住みやすさの理由に挙げられます。そのほか、治安のよさも住みやすいとされるポイントです。

山手線の駅では、たとえば五反田駅に「アトレ五反田」や「五反田東急スクエア」があります。また、一駅先の大崎駅にはショッピングモールの「大崎ニューシティ」や「ゲートシティ大崎」など、主要駅の周辺には買い物を楽しめる商業施設が多いのが特徴的です。飲食店から衣料品店、雑貨屋などさまざまな店舗が入っているため、各駅に行けば必要なものは一通り手に入ります。

令和4年10月時点で品川区では1,665件の犯罪が発生していますが、これは東京23区内で8番目に少ない件数です。もっとも犯罪件数が多い新宿区では同月時点で3,929件の犯罪が認知されているほか、隣接する大田区では3,042件、港区は2,114件と品川区よりも多い件数の犯罪が発生しています。

品川区では独自の防犯対策を実施しており、児童を守る対策として防犯ブザーを貸与する「児童見守りシステム（まもるっち）」や、不審者に出くわした際に避難できる「こども110ばんの家」などを実施中です。

出典：警視庁 「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」

品川区はとくにファミリー層におすすめできるエリアです。その理由は、待機児童数が少ないこと、子育て支援が充実していること、ファミリーでお出かけできるスポットが多いことが挙げられます。

令和4年4月1日時点で品川区の待機児童数はゼロです。前年の同時期でも5人と待機児童数は一桁でした。品川区には私立保育園や小規模保育事業などを含めると160以上もの園があります。待機児童の少なさは保育施設の数が多いことだけが理由ではなく、平成23年より毎年徐々に保育園の定員数を増やしている区の対策も功を奏していると言えます。

出典：東京都庁 「都内の保育サービスの状況について」
出典：品川区役所 「保育園のご案内（令和4年4月版）」

品川区では「一般不妊治療の助成」を実施しており、妊娠中には「妊婦健診」はもちろん、「妊娠高血圧症候群等の医療費助成」の支援も受けられます。父親学級や母親学級、オンラインによる妊娠期面談も実施しているため、はじめての妊娠で不安な人でも相談できる場所があるので安心です。産後は「子どもすこやか医療費助成」により中学3年生まで医療費を助成してくれるなど、子育て支援が充実しています。

品川区には家族で楽しめるお出かけスポットが多く、「しながわ水族館」や「船の科学館」などの文化的スポットをはじめ、地下3階地上13階でユニクロやアカチャンホンポなど人気店が並ぶ「五反田TOC（東京卸売りセンター）」や、全長1.3キロメートルで関東有数の長さを誇り、約400店舗が連なる「戸越銀座商店街」といった買い物スポットもあります。


また、戸越銀座温泉や大森貝塚遺跡庭園などリラックスできるスポットも多く、休日を有意義に過ごせる場所の選択肢は多いです。

品川で家を借りる、または購入するとなると、気になるのがその金額です。ここでは、賃貸物件の家賃相場と中古マンション・一戸建ての価格相場をご紹介します。

品川区の賃料相場は次の通りです。

出典：ピタットハウス 「東京都の家賃相場から探す」
※2022年11月24日現在

近隣の区と比較すると大田区よりも高め、目黒区、港区よりも安めの家賃相場です。たとえば大田区の場合、1LDK・2K・2DKの家賃相場は約12.8万円ですので、同じ広さであれば、品川区よりも約3.5万円安く借りられます。一方、家賃相場が最も高額な港区では1LDK・2K・2DKは約22万円と品川区よりも約5.7万円高い家賃相場です。

直近2年以内の不動産取引情報によると、品川区の中古マンションの平均相場は、五反田駅周辺では令和に建てられた2LDK・3LDKの物件で8,000万円台です。そのほか、大井町駅周辺では駅徒歩10分圏内の平成24年に建築された物件で、2LDKの間取りが約6,000～8,000万円台、大崎駅周辺では平成20年前後に建築された2LDKで約8,000万円前後、立会川駅周辺で平成20年前後に建築された3LDKが約5,000～8,000万円台となっています。

都心部により近い目黒駅や、大型の商業施設がある武蔵小山駅、品川シーサイド駅など利便性が高い駅周辺は、取引件数も少なく相場も高い傾向です。

➡【最新】クラモアで品川区のマンション相場を見る

出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2022年11月24日現在

直近2年以内の不動産取引情報によると、一戸建て（一軒家）の取引件数は西大井駅周辺では令和に建てられた物件が19件ほどで、価格は約5,100～8,700万円です。品川区内で相場が比較的安いエリアは荏原町駅周辺で、駅徒歩5分ほどの45㎡の物件が約5,800万円、80㎡の物件が7,000万円台であります。令和に建てられた物件も多いので、お得に新しい物件を見つけることが可能です。

出典：国土交通省 「土地総合情報システム」
※2022年11月24日現在

品川区は商業施設や商店街が多く、買い物の利便性が高いエリアです。また、教育施設や文化・スポーツ施設も多いうえに待機児童数が少なく、子育てに最適な環境が整っています。都心へのアクセスも抜群によく都心部への通勤通学も快適な品川区を、ぜひ新居選びの候補に入れてみてはいかがでしょうか。

品川区への引っ越しを検討している方は、下記からお気軽にご相談ください。

※記事内における料金や所要時間等は、あくまでも目安です（2022年12月現在）。
 

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